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  映像研究

2008-01-01から1年間の記事一覧

夏と贈与

・突然ですけれども「スキル」という言葉がいつまでも苦手だ。技、という意味での「技術」と言ったならば、それは「あったりなかったりだけれど、あったら儲けもの」くらいの何かだけれども、一方「スキル」という言葉を使った途端に、それは「一定全員ある…

S・K・H(少し・悲しい・話)と、休日の過ごし方〜西東京編〜

・近況としての、少し悲しい話。それは実家に帰った際、マンションの実家car(ジッカー)が駐車してあるスペースに、停まっているべき愛車「鈴木エスクー奴」(オンボロ・マニュアル・4WD)の姿が全くなく、その代わりに「松田デミ夫」と名乗る、世にもチャ…

業務、仕事、山登り

・七月もあっという間に下旬。そして圧倒的にうだるような何か。ないし日々の継続的な業務。それらの事柄によって日本語も完全に覚束ない状態の今日この頃。備忘録を書くことなんてない日々こそが本来的な意味での充実した生活である的なレトリックとは全く…

すっかり夏、素晴らしい太陽。

・暑い、を理由にいろいろなことを先延ばしにしようとすると、備忘録さえ数日ぶりだ。それにしたって流行っているのは「今年、なんか暑くない?」という挨拶で、誰しもがそう問いかけたならば、つらそうな顔で無言で「(んだんだ)」というかんじで頷くたび…

7月のトピックス。「暑い」と1回言うごとに、100円。

・そして暑い。凄く暑い。とても暑い。暑いこと自体は大好物だけれども、現状の自分は、いわゆるひとつの「まだ体が暑さに慣れていない」かんじだ。であるからして昨日は扇風機(正しくは「サーキュレーター」というもの)を購入する。エアコンの風はあまり…

7月の第2日曜日/森林限界、について考える、余裕もなく移動。山だ。

・7月の第2土曜日山部 vol.8は2日目。5時に起床し(起こされ)エア・ライズ a.k.a もうひとつの家、を慌ててしまい込んだならば、直ぐさま出発。南御室小屋から北上し薬師岳小屋を過ぎ、更に登り詰めると、急に視界が開ける、そこはいわゆるひとつの「森林限…

7月の第2土曜日/もうひとつの家を買い、それを背負って、山に登る。

・7月。思い立って、思い切って、家賃にして約ひと月分の貨幣を支払って、持ち運びが可能な、もうひとつの家を買う。テントとシュラフとマット、それらを持ち運ぶことで、余程の極地でない限り、いろいろなところに移動し、その場所で眠ることができ、またそ…

先週後半の備忘録。夏のような、水のあるプール、餃子と左翼

・気がつけば先週後半の備忘録。夏のような、夏ではない気候に中央線の、阿佐ヶ谷ー高円寺間に見下ろすプール(きっとあれは区民プールだろう)にはすっかりたっぷり水が張られて、これはまるで夏のような風景。仕事の合間をぬって「サマージャム08」が急務…

ひきつづきフェスティヴァルな一日と、何もしない一日の備忘録

・昨日7月1日(火)は同時多発的なファスティヴァル・デイ。一昨日30日につづき「G8対抗国際フォーラム」のパネル・ディスカッションという名のフェスティヴァルを(野次馬的感覚で)見るべく「明治大学・リバティー・タワー」に向かったのは午後6時半。時…

フェスティヴァルは、いろいろな場所で同時に起こる出来事の全体

・7月だ。すごい。2008年の7月なんていう時間がやってくるなんてまったく予想もしていなかった未来。しかし7月1日ならば富士山だって山開き。そして半ズボンだって解禁。やっぱり生ビールだってプラス2杯。あるいは「せっかくだから」を理由に次から次へと電…

お見合いと、お見合い的なもの

第40回 紀伊國屋サザンセミナー 超左翼マガジン『ロスジェネ』創刊記念 「言論空間に挑む新雑誌」 第一部:浅尾大輔、雨宮処凛、増山麗奈 第二部:赤木智弘、東浩紀、大澤信亮、萱野稔人、杉田俊介 6月27日(金) 19:00開演 新宿・紀伊國屋サザンシアター(…

思い出しながら、思いつく日々、6月の、(反)資本主義

・たとえばそれは6月の、ボタニカル・ライフ的なもの。適当に育てていた植物は、適当に育てているなりに、適当に成長して、それによって生活は変わる。バジルの葉が茂るのでパスタを作る機会が増え、ストレリチアの根は鉢を割らん勢いであるために、慌てて…

連日連夜、メッセージ。メッセージを交換しつづける。

・ルーティン的な意味での業務はないものの、気づけば日々、なんやかやとしている。「今、マインド的には休職中なんですよ」というニュアンス自己紹介/近況報告は徐々に洗練されつつあるものの、一方それが徹底されてくることによって、もしも連絡がつかな…

行けなくなってしまいました/〜目に映るすべてのことはメッセージ〜

・ここのところ、というかかなりずっと以前から実は自分は「誤用」について考えたりしていた。それは「何かを本来の目的と違った方法で使用すること」であって、そのことに、ある創造的な意味での可能性のようなものを感じるならば、しかしながら「既にもう…

そして新しい人、または21世紀の人、あるいは牛、ときどき熊、その他

・テレ・ヴィジョンが家にない生活の中で、ごく最近インターネットというメディアによって新しく知った言葉は「新ニッポン人」。聞くところ(読むところ)によると、それはテレビ東京のテレビ番組で特集で使われていた「消費に対して積極的でない、主に20代…

個人的に、現代的な思想の、レポート的雑記/変な人と、まともな人。

第38回 紀伊国屋サザンセミナー 『思想地図』発刊記念シンポジウム 「公共性とエリート主義」 パネラー:東浩紀 北田暁大 姜尚中 宮台真司 鈴木謙介 2008年6月16日月曜日:19時〜 会場:紀伊国屋サザンシアター ・昨日月曜日は上記のシンポジウムに行ってき…

ウィーク・エンド、そして、カードが少し歪むと晩ご飯は白いものばか

・忙しいのか、暇なのか、とても判別しがたいこの6月も気づけばもう半分が過ぎている。6月が終わると誰もが口にする「今年も既に半分が終わろうとしているじゃないか(こんなはずじゃなかった!)」という多分に自己啓発的なニュアンスを含む発言に対して適…

それでもファッションについて考えていると言えなくもないのではない

・季節がらなのか、どうにもこうにも、一も二もなく、矢も盾もたまらず、ファッションに関係しているものを購入したいと思って、この一ヶ月ほど何かのついでに色々なショップを覗いては(わざわざファッションを目的に出かけるほどでもないことが少し悲しい…

(あえて言うならば)時間を、6月の第2水曜日を、ハックする。

・11日の水曜日は6時起床。そしてリュックサックを背負って朝7時の中央線を下る。設立以来初めての全員集合(5名参加)による「山部 vol.7」はここから始まる。JR高尾駅に集合したならば、そこからはバスに乗り換えて「陣馬高原下」まで。バスの道中は山登り…

梅雨の合間に考えたりしたりもすること、または「ていねいな、くらし

・梅雨の合間に散歩に出かけて私が考えることは「人は何をもってある写真を『ku:nel』的な写真だと思うのか」について。ここのところデジタル一眼(SONYのα350/一般的にはたぶん「香椎由宇モデル」のアレです)をちょこちょこと使うようになって撮影してい…

梅雨とはつまりそういうものだ

・降っては止み、また降っては土砂降り。そして落雷。間髪入れずまた落雷(近い!)。その間一向に土砂降り。杉並区の一部では電車が止まり交通網にも影響。あるいはまた信号が停電したならば警察だって出動。それはまぁそれで構わないのだけれども、一方水…

思い出したように週末(梅雨空)の記録

・土曜日の夜は恒例となったマウンテン・ミーチング@新宿。業務を終え、チーム「山」には御苑周辺でしばしお待ちいただき合流。和食のはずが「中華」(正確には台湾料理だ)、蕎麦ではなくて「ピータン豆腐」に舌鼓を打ちつつも、この夜に飲んだビールは現…

小雨降りしきる中、梅雨だって、雨天決行

・小雨降りしきる中、本日の出張的な業務は北関東。例えばそれは水戸、あるいは高崎、または宇都宮、そして前橋、あまつさえ郡山、ところでそういった県庁所在地的な都市に降り立つことは自分の趣味のひとつです。 ・そこで自分は見る。エキゾティックな視点…

健康診断を受け、スーツをクリーニング、美容院に行き、アメリカ映画

・以上四つは私の趣味、ではなくて今週前半に課せられた「特に不愉快では全くなく、むしろ個別の事柄としては好ましいのだけれど、取りかかるまでが(アポイントメントをとることが)面倒くさい出来事」の一例なのでした。健康診断では「全く問題ありません…

5月に私は

5月だというのに雨が降る日が多くそんな中傘をさしてバタバタと出かけては駅前の「ささま書店」に立ち寄ったりして購入したりした本、それは主に105円ですが、時にはそうでないものもあります。 ・『子どもの文化人類学 (1979年)』原ひろ子 ・『裸のサル―動…

5月にあって肌寒く雨が降る日々(時間と空間)の記録と提案

・天気予報をわりと見ていた一週間。天気予報をわりと見ていたのは、山登りをするから、ではなくて今週は事務所・引っ越し第二弾、だったもので、雨の日に引っ越しをするということは、雨の日に山登りをするということ以上に、その行為にとって適当ではない…

ゴールド・セイントからドラゴン・ボールへ

・先日の土曜日は職場の元・同僚のベルリン留学を祝しての宴。新宿東口の隠れ家イタリアンで厳かにスタートしたフェスティヴァルは仕事帰りのあらゆるメンバーを巻き込み、西口の大衆酒場「ノース・ファミリー」で朝を迎える。ちなみにお餞別にと渡したのは…

水曜日は餃子を食べた。木曜日は餃子について考えてみた。

・火曜日にノートを買って、水曜日は餃子を食べた。テュリャテュリャテュリャテュリャテュリャ……というようなロシア民謡にならって、極めて牧歌的な、いわゆるひとつのスローなライフを実践している、というつもりも別に全然ないのだけれども、いざ備忘録に…

月曜日にやってきた台風が、火曜日には過ぎ去る。ノートを買う。

・月曜日。月曜日は引っ越す。朝から実家より車で渋谷の事務所へ向かい、3年間を過ごした部屋からあれやこれやを積み込み、新事務所@西新宿へ運び入れる、つまりそこまでが自分の仕事だ。慌ただしく作業をしていると夕方には雨。台風だってやってくる5月…

5月の3週目の日曜日・オフライン・風呂敷

・日曜日。日曜日に朝から業務がないなんて、これはある種の、リ・ストラクチャリング?とかなんとか邪推する(邪推ならばよいんですけれどね…)自分を乗せて、初夏らしい陽気の中、意気揚々と中央線は下る。吉祥寺でわっと人が降り、国分寺と西国分寺でまた…