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  映像研究

秋の夜

・202109172150。台風が観測史上はじめて福岡県に上陸したという夜に、帰宅する京王線で書いても良い。

 

・今朝は自分が学生である側の面談。時節柄オンラインで。この二ヶ月ほどの進捗報告をして助言をいただく。気持ちも新たにこの瞬間から「実質残り半年」と思って完成に向けて書き進めるよりほかにない。

 

・昼食にパスタを茹でて食べる。急いで家を出る。

 

・意外と早く着いたからと職場の最寄りのコーヒー店で少しだけ作業。思いついたことをなるべく早く形にしておきたい。

 

・業務へ。7時間くらいが1秒くらいで消えた。昨日に続き、制作された作品や書かれた文章にコメントをする担当。いつか未来にこれらの作品や文章を読み返してみたならば、そこにはコロナ禍という特別な状況が刻まれている、と感じるのだろうか。などとも考える。

 

・職場の近くのスーパーで普段買わない小瓶のビールを購入してみた。台風が近づく週末の夜のために。

 

・電車内のスクリーンに表示される人たちをぼんやりと眺めてそれを一瞬ABBAと認識しそうになるが、自民党総裁選のニュースだった。最寄り駅に到着する。

2021年の秋

・202109162124。帰宅する京王線で書いてみる。今朝はうまく起きられず8:00くらいに意識が動き始める。家で作業をはじめると止め時がわからなくなりそうだからという言い訳を用意して、開店直後の調布の猿田彦に駆け込み2時間作業。公共空間で作業をする贅沢。

 

・午後から夜まで業務。8時間くらいが消えた。主にポートフォリオを見てコメントをする業務。一方でそれが業務であれ労働であれ、それとは別の次元で、作品を間に置いて制作した人と話をするすべての時間は尊い尊い時間は一瞬で消えた。

 

・今朝うまく起きられなかったのは昨夜めずらしく夜更かししてしまったからで、それは見事にDommune砂原良徳特集を後半まで見てしまったからと言うことに尽きる。しかし朝の時間を少し潰してでも、2000年前後の電子音楽のことを思い出し、また2001年の空気のようなことを思い出せたのは良かった。

 

・2001年の秋。大学のスタジオのような部屋で制作をしていた記憶。10月の発表に向けて奇妙にテンションの高い状態だった。自分がスタジオで爆音で聴き続けていたのは砂原良徳ではなく、小西康晴プロデュースの深田恭子『キミノヒトミニコイシテル』。あの曲を聴くとその時期の色々な感覚がよみがえる。いつかも同じフレーズを書いたか口にしたが「追い詰められるとJPOPを聴き倒す人生だった」ということになる。

 

・「台風が台風のまま上陸」というニュース。唯一の休日になるはずだった土曜日は台風の最中にいることになるのか。

 


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キーを叩く

・202109152004。今日の作業を閉じようとして、夕食の後もう少しだけ机に座るかもしれないが、ひとまず支度のために終わろうとして、書いている。

 

・月曜、火曜、水曜と、作業ができた。macbookでのテキスト作業は、テキストエディットで書き始めて、どこかの「そろそろ」というタイミングで、Wordに引っ越す。今日ちょうどWordに引っ越した。現在「6,969文字」と表示されていて、この調子でもう少しだけ行きたいと思うが、書いている中でも色々と学びがある。「たぶんこういう注釈はめられそうだな」と思って書き進めていて戻って文献を探すが見つからないことがある。気をつけたい。

 

・月曜、火曜、水曜と、朝の散歩あるいは軽いランもできなかった。目の焦点がずっと30cmくらいの距離に合っている。時々リビングを突っ切ってベランダに出て西を見る。天気が良ければ富士山が見える。30cmから数百キロメートル。

 

・論文を書く作業の傍らで、学生からメールで送られてくる文章を添削する。自分の文章も、こんなふうにドライに切ったり貼ったり付け足したりできればよいのだが、どうしてもそれだけができない。10年経っても。20年経っても。

 

・昨日は友人とのオンライン勉強会。いつでも学ぶことは多くあるが、それとは別にカジュアルに様々な意見交換。写真に関わらずとも「証言」を集めること、言葉を残すことの重要性について話した。論文の作業が終わったならば、人にインタビューをしてみたい。特に10年後や20年後には存在しないかもしれない人の言葉を。

 

・数日前に「911から20年」の点が過ぎた。いままさにDommune砂原良徳『LOVEBEAT』の特集。それを初めて聴いた時の新鮮な感じを今でも覚えている。世紀を跨いだからか、同時テロによって言説の環境が変化してしまったように思えたからか、2001年には色々な「新しいもの」を見たり聴いたりしていたような記憶がある。すべてのギターの音が四つ打ちに移り変わったように感じた。

 

・歩いたり走ったりすることか、遠くを見ること。それが叶わなければ音楽を聴く。

 


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とうもろこしと栗

・翌日思い出して書いておく記録。月曜日は気持ちを切り替えることが難しい。自分の作業:10、という感じで集中したいのだけれども、日曜日から溢れてしまった業務をやっつける必要があるのだし、それをしていると自分の作業になかなか突入できない。そもそも疲労的な何かをほぐす必要もある。結果的に、自分の作業:3、業務:4、疲労回復:3、という配分になった。論文は、先週書いたところまでを整えるのみ。

 

・月に一度くらいの勉強会を開いている方から久しぶりに連絡をいただき、ありがたい。作業に突入してしまうと、どうしても人に連絡をすることのハードルが上がってしまうから、ふとしたきっかけに誰かと言葉を掛け合えることは貴重であると思う。反省しつつの感謝。

 

・作業中にふと開いたAmazonでおすすめされたのは、北村紗衣『批評の教室』という本で、今の自分も読むべきかもしれないし、業務で学生におすすめできるかもしれない、と考えて夕方から近所の大型書店に行って早速買う。隣に並んでいた同じちくま新書の、宮野公樹『問の立て方』も買う。月曜日だからスピリッツも立ち読む。閉店直前でよかった。ファッション雑誌を手に取ると時間が消える。

 

・書店でちょうど会計中家族から連絡が来る。「実家にとうもろこしあり」とのこと。タミングが良かったと車で向かい、とうもろこしだけでなく栗もいただく。とうもろこしは既に茹でて貰っていた状態だったが、栗は茹でていない状態だった。栗を茹でるというミッションが生まれた。そういえば栗を茹でたことがない。

 

・帰宅して夕食。昨日残しておいたローストビーフとアボカドで丼にする。ベランダで収穫されたミニトマトを切って散らす。とうもろこしはそのまま齧っておいしい。栗は検索の結果一晩水に浸しておくことにする。