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  映像研究

かんばりたい

・がんばりたい、と声に出す習慣。この数年。

 

・水曜日は春からの新しい仕事だがこの日は自分の担当の授業ではない。オリエンテーションを聴講する。どこにも学びはある。

 

・前後に実家へ。雨だったこともあり車で移動する。週末に掘って家族が茹でてくれていた筍を母親に届けるなど。おまけにヴェリタスブロイ。帰宅は早い夜の時間にドライブになる。最短距離は新小金井街道だが、あえて府中街道を南下する。その街道には自分の生の最初の20年ほどが圧縮されている。レコードの針が溝を滑るように、街道をなぞり記憶を再生する。

 

・帰宅して夕食しながら『虎と翼』。振り落とされずに視聴できている。「特別ではなく普通」という言葉にはっとさせられつつ、病院の待合室の場面が良かった。人が人の言葉を聴き、気遣いながらも正直に言葉を返す時間が映し出されていた。この世界の色々な場所で、このような時間が生まれてほしいと思いながら。

時間

・忘れないように書いておく。4月の後半の火曜日。連休期間を健やかに過ごすべく、連休期間後の波を乗りこなすべく、業務に関わる諸々の準備する火曜日。

 

・会議。夏のイベントに向けて、何ができるのかと話し合う。インタビューの動画をつくりたい、とただ本当に思っていることを言ってしまった。面白そうと思っていることを口に出して、その結果仕事が増えても、それはそれで仕方ない。これは程度の問題。同僚と協力して実現したい。

 

・会議の前後にパワーポイントの資料を作成する。20分程度の説明のための資料作成には4時間かかり、その資料を見せながら話をする人に説明して渡す。数年の間この資料を説明する担当だったが、それは必ずしも自分でなくても良い。というよりも、誰もが説明できた方が組織としては有益である。そのことに気がついたのは昨年のはじめで、その引き継ぎを実現するのに一年以上が経っていた。こうした小さな一歩が未来を拓くと思いながら。

 

・行き帰りの電車で、バークリー『視覚新論』を少しずつ読んでいる。読むべき本読みたい本が渋滞していて、それを整理して夏までの課題を積み上げることも連休期間にすべきこと。時間は有限と思いながら。

・法事の日曜日。朝晴れて暑く午後曇り夕方にはざっと雨が降る。業務を同僚にお願いして喪服を着る。親戚を車に乗せて運転し懐石料理を食べる。このような日々の生活から見て少しだけ外に立つような時間を貴重とも思う。生徒や学生と呼ばれる年齢の人たちが視界を占める自分の生活に対して、この社会の標準的な光景が広がっていると感じた。人は変化し続ける。それを老いと呼ぶこともできる。一人の人間の内にある時間を引き出すように、偶然向かいに座った人の顔を見る。一旦家に帰り少しだけ横になり目を閉じて、目を覚ませば再び自分の時間が始まった。

たけのこなど

・202404202257。京王線で帰宅している土曜日の夜に今日の出来事を思い出している。

 

・午前中は家で主に業務連絡。洗濯。休息。

 

・午後は家族の実家で今年初めてのたけのこ掘り。土の状態が良かったのか次々に掘り取り上げる。たけのこの方から飛び出してくるようにも感じられた。

 

・夕方車検に出していたカングーを引き取りに行く。色々な部品の劣化を説明して貰いカードで支払う。これまでで一番維持費の重みを感じる。可能な限り維持したい。

 

・夜には下高井戸シネマで、飯岡幸子『ヒノサト』、大川景子『OASIS』を続けて鑑賞する。完全に満席の劇場の熱を感じる。二つの映像に映っていた植物の様子を思い出している。

 

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