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  映像研究

2012-01-01から1年間の記事一覧

左様ならば

・さようなら、2012年。時間の区切りを前にして、過ぎた時間とこれからやってくる時間に思いをはせる日。晦日。12月30日。明日は大晦日で、もうすぐ新しい年がやってくる。新しい年になる。そういえば2012年は時間について考えるような時だったかもしれない…

2012年の終わり近くに

・2012年12月22日は大学にてジル・ドゥルーズのシンポジウム『ドゥルーズ・知覚・身体』へ。いくつかの発表といくつかの対話、それを聞きながら、例えば自分のことを考えるだろう。あるいは映像について考えるかもしれない。考えている事柄をまとめようとす…

反省材料

・もうすぐ終わる2012年のために日記を書く。 ・昨日の日曜日、12月16日は、選挙。衆議院議員選、そして都知事選が行なわれた。去年の春の震災以降はじめての国政選挙だった。原発について、経済について、憲法について、など色々な「争点」が挙げられていて…

繰りかえすもの、恐ろしいもの、イメージ

・「戦うこと」や「争うこと」からなるべく遠いイメージを手がかりにして、政治家や政党を選び、投票をするだろう。「傷つけること」や「奪うこと」からなるべく遠いイメージを手がかりにして、政治家や政党を選び、投票をするだろう。 ・この数日色々なネッ…

繰りかえすもの

・12月7日の金曜日、夕方に少し長い地震があった。去年の3月11日のその時とまったく同じ場所にいた。揺れを感じたときには業務の最中だったのだから、驚きつつもその場に必要な対応をしようとする。冷静であろうとする。揺れがおさまると、例えば再び学期末…

言葉を忘れたまま

・何かと何かの隙間に落ち込むような言葉のあり方を忘れたまま、出来事は進む。そういう言葉の存在が必要だと思えないような時にも、何かは話す。断片的な、行き先を持たない、言葉。本来ならば折衷できないものやこと…、と考えて、その「本来」にとらわれな…

東京ではない場所

・東京ではない場所に行くことも楽しい。

言葉にできない、沢山の

・言葉にできないことは沢山ある、というこれは、それ自体まとめることができないような様々な事柄について。「言葉にするのが恥ずかしい」「言葉にするのが憚られる」「言葉にする時間がない(時間がかかる)」「言葉にして誰かに知らせたくない」「あまり…

たとえば

・(つづき)秋も深まり11月。6日の火曜日は11月らしい冷たい雨のなか東京都現代美術館へ。『MOTアニュアル2012 Making Situations, Editing Landscapes 風が吹けば桶屋が儲かる』へ。色々な人が色々な道順に沿って色々な興味を持っている展覧会をようやく観…

家じゅうの布という布を洗いたい月曜日

・アラジンストーブやファンヒーターを動かすのは11月に入ってからにしようと決めた。朝晩は少し寒いけれどもまだ余裕がある。フリースの衣料品を着ている。押し入れからちょっとおしゃれなネルシャツがほら出てきたよ、と思ったらそれは10年くらい見ていな…

つづき(長い)

・「つづきはつづきをつづけていく」(引用ここまで) ・また別の、また同じ、そしてまた新しい出来事になる。秋になる。気温が下がる。服は重ね着。夕暮れは早い。通っている大学の放課後の暗くなった風景を初めて見た。暗くなった放課後の学校は何かを思い…

追いついていない備忘録(追いついた)

・月曜日の今日(昨日)は黄金町へ展示の準備をする友人の設営(インスタレーションのインストール)のお手伝いへ。ホットケーキを作る器具にヘッドライトを装着して天井から吊るお仕事、あるいは色とりどりに染められたススキを発泡スチロールに差すお仕事…

追いついていない備忘録(秋ですね)

・追いついていない備忘録の追いついていなさが現実かもしれない。 ・本棚や印刷が気になっている今日この頃。昨日(日曜日)は下北沢で途中下車して『B&B』という本屋さんへ。本棚の本のラインナップや本の並べ方が気になり続けている今日この頃でもあるけ…

追いついていない備忘録

・10月になり秋になる。秋になれば文化祭の準備が始まる。文化祭の準備で会場の下見をしにいった結果山の裾野に見つけた蕎麦屋で優雅な午後を過ごしていたりする。それは週の真ん中の水曜日のこと。 ・色々なことが並行して進んでいる。 ・八王子ニューシネ…

領域というようなことについて

・しばらく言葉を記すことを忘れていた。忘れている間に言葉についてずっと考えていた。言葉の力について。言葉の力のなさについて(言葉の何でもなさについて)。言葉が作り出す「ある感じ」や、言葉がぽろっと出ることによって現実の見え方が変わることに…

有事ということ

・土曜日のリキッドルーム/ヤン富田の興奮(興奮というか何と言うか)が覚めやらぬまま新しい週の始まり。今週から通っている大学の授業が始まる。週末に向けて色々準備も始まる。10月には別の準備も始まる。年度の終わりを目指した全く別の種類の準備も始…

映像って何だろう?

・と考えている。与えられた環境/選んだ環境として、せっかく映像について学ぶことができる環境があるのだからそのように考えてみたいと思っている。例えば自分が撮影した写真の中で、何となく「気になる写真」というものがあって、それはある意味では自分…

Happy Living、について

・土曜日だけれども今日は休日だった。休日だったので昼から出かけて東京都現代美術館へ。『Future Beauty 日本ファッションの未来性』を鑑賞。1970年代初めのイッセイミヤケが面白かった。80年代のコム・デ・ギャルソンは堂々としていた。90年代のファッシ…

自由さの結晶のようなもの

・数日前のDOMMUNEの『ヤン富田・前夜祭』を見て盛り上がってしまって/盛り上がってしまった勢いで、土曜日のリキッドルームのチケットを取ってしまった。楽しみすぎて震えている今。 ・ヤン富田という人のことがずっと気になっていた。ヤン富田という人の…

散歩からはじまる。

・散歩からはじまるかもしれない。気になった場所へ行ってみることから、行って、見る、ことから、何かがはじまる。はじまるというか、行って見ることには、行かないで見ないこととは違ったことがあるのは、当たり前のことだ。夏みたいな秋の始まりらしい平…

普通の言葉で話をする。

・普通の言葉で話をする。普通の言葉で話をすることは暗号のようなものを作り上げることとそれを解読すること。暗号を作り続けること。暗号の法則の変化だけを追うこと。あるいはもっと簡単に叫ぶこと。「初めに叫びがある」ことを知ること。2、3年前に当時…

秋は山

・そういう山へ向かうような気持ちが自分の新しい生活を方向づける。今までもそうだったし、この先しばらくもきっとそうなのだろうということを最近考えた。「山へ向かうような気持ち」はなかなかしぶとくて、例えば「男性が(街で)スパッツを履くブーム」…

今は秋

・今日から私は、心の旅人。そう思って毎年、新しい季節を迎える今日この頃。色々なことを思い出しながら、色々なことを想像しながら、新しい季節を迎える。新しい季節は主に楽しくも、楽しすぎて「大丈夫か?」と思うような、想像した以上に、騒がしい未来…

2012年8月31日の山

・目が覚めたら頭痛は消えていた。山の朝はコンパクト。何かを食べて、テントをたたむ。たたんだテントはザックに仕舞う。なるべく水分を振り落として、なるべくコンパクトにして、ザックに仕舞う。そして昨日まで歩いてきた道を逆に歩く。登った山を背にし…

2012年8月30日の山

・双六小屋のテント場から歩き始めて、双六岳の山頂へ。その山頂までの道が美しかった。思わず「美しい」と言いたくなるような場所だった。広くて、開けた、色々な色のある、それでいてまとまりを持ったような場所だった。こういう場所があるのだなと思った…

2012年8月29日の山

・出発は28日の夜11時に国立駅前に集合。SMDくん、TMさん、Mちゃん、AKちゃんに自分を入れて5人、車2台で西へ向かう。車中は90sのCD。新穂高温泉の駐車場で仮眠そして起床。SKさんとも合流して6人のパーティーになる。 ・登り始める。完全に一年ぶりの山登り…

抽象と映像の夏、2012年の8月・その25

・またひとつ夏が終わる。修験道としての高尾-御苑方面の往復の最終日。最終日には打ち上げ。「歌舞伎町でしゃぶしゃぶ食べ放題の店」に行くとかもする。トレンディーなドラマのようなスペイン的なバルで二次会。去年はそういえばバッティング・センターだか…

抽象と映像の夏、2012年の8月・その24

・秋が近づくとヘンリー・ソローの『森の生活/ウォールデン/Walden』について思い出す。いつか手にした本。色々な人に手渡した本。色々な人に手渡しつつも実際のところ自分では未だに読み通せている気がしないような本。枕元に置いておきたくなるような(…

抽象と映像の夏、2012年の8月・その23

・夏はもうすぐ秋になる。9月という「向こう岸」まで泳ぎきったならば、そこから先は自転車に乗ってみるかもしれない。そうして12月後半になったら今度はその自転車を捨てておもむろに走り出すのだろう。給水ポイントで飲み物をしっかり掴めるように気をつけ…

抽象と映像の夏、2012年の8月・その22

・物をつくっている映像。「マウンテン・リサーチ」というブランドがアップロードしていた映像を見て、物がつくられる様子を見る。物をつくりたいと思う。秋になると人は物をつくりたいと考える。夏の終わりに考える秋は無限だ。何でもできそうな気がするか…