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  映像研究

2015-01-01から1年間の記事一覧

your justice

・「your justice」とはどういう意味か。「your justice」は直訳すれば「あなたの正義」で、それを何度も繰り返し発話することであるカタルシスが生まれる。さらに「your justice?」と問いかけてみたならば、それは「あなたの正義はどういうことか?」とい…

かたちについて

・足の指の骨が折れたなりの生活がある。「走る」コマンドが選択できない暮らしがある。それでも比較的普通に生活している。生活には、暮らしには、色々な「かたち」がある。日々たとえば電車で、職場で、お店で、歩いている人の、その歩きかたに注目してし…

骨を折る

・20数年ぶりに骨を折ってしまった。右足の指を骨折する。普通に家のなかを歩いていてひねっただけで指の骨は簡単に折れる。足の指が折れると歩くたびに痛いから、それをかばおうとして歩くことはゆっくりになる。ゆっくりとしか歩けない。足を引きずって歩…

ノート/物質について(幾度目かの)

・「物質について」という書き出しで何度でも文章を書いてみる。そのことにどういう意味があるのか。フィルム/銀塩写真とデジタル写真の違いについて、自分はその「あいだ」を、その「裂け目」を、その「空白」を、考えることをやめないだろう。いつか「写…

『うさぎ!』から10年を思い出す。

・小沢健二という人が「子どもと昔話」に『うさぎ!』の連載を始めて丸々10年だということに気がついた。2005年の10月の終わりに自分は実家から荻窪のアパートへ移動して初めての一人暮らしを始めた。今と同じ業務をしていたことは覚えている。渋谷に事務所…

言葉の実験を

・書く時間はふと訪れる。ホームセンターで木材をカットするのに意外と時間がかかるからちょっと入った駅前のコーヒーショップで書く。日常的な事柄を、起こった事柄を、考えている事柄を書こうとするけれども、そのすべてを書けるはずがない。さしあたり自…

なおも物質について

・2015年10月7日に駅前のコーヒー店にて記す備忘録。少し時間が空いたならばなるべく言葉を記しておこうと思う。それは準備運動のようなことで、ではその準備をした後に何をするのか。何事とかを考える。また言葉を記す。そうして日々の労働もある。自分が提…

住所、住宅

・そういえば2013年の3月に今の住所に引っ越してきた時は、あらゆる自分のプロフィールが一度に書き換えられるような経験だった。東京都八王子市から東京都稲城市へ。単身から家族へ。2DKの平屋から知人のかたがセルフビルドで建築した間取り計測不能の家へ…

中断と中断のあいだ・20150924

・中断と中断のあいだはふいに訪れる。木曜日の正午に調布のドトール・コーヒーにて。MacBookを開いてテキストエディットを立ち上げることができる。少しの時間があった。シルバー・ウィークを慌ただしく過ごしたのち、周囲にも日常が戻ってくる。何らかのハ…

イメージ=生産

・平日の夜、業務終了後に夜行バスに乗って大阪へ。同僚がその体験の特別さを強く訴えていたからということもあるけれども、写真について考える上で、どうしてもウォルフガング・ティルマンスの『Your Body is Yours』を観ておきたかった。日々の生活の中で…

中断と中断のあいだ

・中断の中断。少し空いた時間にメモをする。言葉を記す。気軽に言葉を記すことが意外なほど難しいと感じる。書き記しておくことは無数にあるのだけれども、どうしてもそのような気持ちにならないことはなぜなのか。記録しない。写真を撮ることをやめてしま…

お盆

・お盆について。迎え火と言って13日。仏壇に手を合わせてしかし自分のありったけの願い事を唱えてしまった。そういうことではないのか。正月の神社の何かと間違えているのか。いずれにしても「盆と正月」とは確かにその通りだなと思う最近。もう10年くらい…

説明

・文章を書く練習をする。何度でも練習を再開しなければいけない。何度でも再開しなければいけない。考えることを再開しなければいけない。ブログを「プライベートモード」に設定する人の気持ちが理解できるような気がする。2005年のパブリックなモードと201…

なおも記録すること

・記録することから離れているとあっという間に時間が経つ。つねにネットワークと接続されていても、デジタル機器を使ってテキストや映像で記録するかどうかはわからない。日々の必要なコミュニケーションと記録することは別の事柄だ。検索履歴は記録になる…

水曜日のカンパネラについて

1.少し前に偶然ミュージック・ビデオを見て「面白いけどちょっとあざとい感じかな」と思い、 2.少し前にライブの記録映像を見て「ライブでは難しいのかな」と思い、 3.ふと最近のライブの記録映像を見て「前に見た時と全然違うしこれはちょっと凄いんじゃな…

メモ

メモ

メモ

メモ

GWは過ぎ去った

・ゴールデン・ウィークが過ぎ去ったということを文章化することは、言葉を記すことの練習である。あるいは素朴に2015年のゴールデン・ウィークというものを、その感じを、覚えていたいと思いながら、言葉にしなければ、どのような記憶もあっという間に消え…

テキストを書かなくてはいけない

・病める時も健やかなる時も(大抵健やかだ)、そして普通に生活している時こそ、テキストを書かなくてはいけない、と思う今日この頃。ソーシャルなネットワークに接続されているとかいないとか、紙であるとかデータであるとか、そうした様々な事柄はさてお…

1995年の3月20日からちょうど20年経った

・3月11日とともに、3月11日とは違った意味で、3月20日という日付に特別な気持ちがある。1995年は通っていた中学校の卒業式で、そのちょうど自分の卒業式の日に「地下鉄サリン事件」が起こった。ある特定の時間を覚えていようとする。たとえば「墓参り」のよ…

日々

・『GINZA』を買う。『POPEYE』のリニューアル以降、背表紙がカクっとした四角い雑誌ばかりが(GINZAも含めて)本屋に目立つ中で、付録でついてくる『olive』の佇まいの微妙な違和感が素敵だ。それを手に取ってぱらぱらと捲ったならば小沢健二の「ドゥーワチ…

4年前の14時46分くらいの時間を思い出す

・201503111407。2011年の3月11日、14時46分くらいの時を思い起こしてみる。大きく揺れた。建物の7階にいたものだから激しい揺れに慌てた。本棚の本が飛び出したことに驚いている間に本棚が倒れた。9階だか11階だかに担当していた学生がいたので様子を確認し…

午後4時のコーヒー・ショップで

・午後4時のコーヒー・ショップでテキストをエディットする。業務が一段落して春からのことも少しずつ決まりつつあるのだから、基本的には長期的な休みのような気持ちでいる今日この頃。ゴダールの『さらば、愛の言葉よ』という映画を観たり、久しぶりの友人…

午前2時の自宅のリビング的スペースで

・午前2時の自宅のリビング的スペースでテキストをエディットする。テキストをエディットする傍らでふとたどり着いたウェブサイト、自分が知らないある人が書いている日記、そこに記されている日常の出来事に久しぶりに夢中になってしまった。そういうことが…

朝のコーヒー・ショップで

・朝のコーヒー・ショップでテキストをエディットする。季節は巡る。ある特定の日付を目印にしているとその一年の長さあるいは距離を確かに感じることができる。誰もがそのようなことを考える目印としての正月があり、大きな事象として多くの人にとって共通…

月報のような間隔になってしまった

・2015年もはじまって二ヶ月近くが過ぎて暦の上では既に春。時間は完全に飛び去った。時間はあっさりと飛び去った後にいつもからだが残される。残されたからだは偶然にまた何かを考え始める。毎年同じサイクルで業務が一段落するから、毎年同じように一年分…

あけました

・あっという間に2015年になっておめでとうございます。テキストを書くことからすっかり離れていた。日記を書くことから離れていたのは一ヶ月と少しだけれども感覚としてはもう少し離れていた。テキストを書くことからすっかり離れているとあっという間に時…