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  映像研究

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2021年のポートレート

・2021年は自宅の部屋のデスクにいた。この場所で読み、この場所で書き、この場所でオンラインで会議をしてこの場所で友人たちと話をした。この場所から見て聴いていた。そのような場所の、あるいは自分のポートレート。中途半端な片づけと散らかりの間で今…

年の瀬の記録

・202112302229。リビングで飲食しながら、4日ある年末年始の休日の一日目を振り返っても良い。朝から作業。昼には妻の実家の餅つきの作業の様子を覗きに行きつきたての餅をいただく。帰宅して午後も引き続き作業。夕方に作業を区切り今日くらいしかチャンス…

撮られなかった集合写真を想像する

・202112291939。2021年最後の業務から帰宅する京王線で書いてみる。繰り返す日が切断される。今夜帰宅してからは特別な時間がはじまる。消えた時間を断片的に思い出しながら今。言葉を話す仕事だから仕事納めは言葉が尽きている。 ・昨日は今年唯一の忘年的…

忘年の記憶

からが

・202112271954。帰宅する京王線で書く。今日も午前は家で自分の作業、そして午後は業務。慌てながらも滑り込むようにして業務の小さなイベントを遂行する。久しぶりにオンラインでのイベントだったが、CAMLINKが不調だったためMacBookのカメラで乗り切る。…

新しさと自由

・202112262019。帰宅する京王線で書いてみる。今日は日曜日だったことを電車内のがらんとした様子で思い出す。がらんとした電車内、と書いてみて、2020年の3月にもそうした不思議な空間を見たことを思い出す。あれからもうすぐ2年が経とうとしている。年が…

ある華やいだ感じについて

・202112251921。帰宅する京王線で思いつくままに書いてみる。日曜日は関係なく、8日連続の年末の業務の今日は4日目。残りは4日。自分の作業を手放さずに業務を納められるだろうか。 ・なぜか今年は12月に入って以来、かつての、いつかの、どこかの、誰かと…

師走らしさ

・師走の師走らしさの中にいる記録。辛うじて午前中は自分の作業をして午後は業務へ。昼前に家族へのお歳暮的なギフトを探しに街へ。無事に午後の業務に間に合って定時に終業。途中調布で降りて毎年この時期にPARCOの1Fで売っているリンデのライ麦パンを買う…

・後から書いておく記録。湯船に浸かった瞬間に柚子のことを思い出す。時間の谷。その谷の一番深い地点をイメージする。あるいは長い時間を想定する。線や円や螺旋の。未来の時間から現在を見る。見えてきた現在は一瞬で過ぎる谷の底。それを記録する。 ・朝…

忘れる

・202112211922。作業の集中が難しくなったタイミングで書いてみる。朝からずっと「冬至...」と思っていたが、冬至は正しくは明日12/22だった。だから今日は季節の底の一番深い地点の一歩手前、もう足先は底に届いている。そこからは蹴って登るだけ。 ・晦日…

木を見る

・家の、自転車置き場の前の、畑の脇に立つ、梅の木。毎日見ているものを、ふともう少しよく見てみようかと思うことがある。この梅の木の様子と、その周りに在る空気、そしてその木が表現する感じ、予感というべきか、そういうものを、いつもではないなりに…

火を灯すことについて

・帰宅する京王線では力尽き、翌日の朝に書いても良い。午前中は自分の作業/午後は業務というトレイルの5日目。朝冷え切った部屋のアラジンストーブに火を灯すことから一日がはじまる。冷え切った、と書いてみて、室温は12℃。部屋で過ごす温度としては充分…

人と言葉を話す

・202112182215。昨晩の嵐のような風が寒波を連れてきた。底冷えという語の意味を感じながら一日を過ごす。いつもよりも少し遅くなり、帰宅する京王線はそういえば土曜日だったから空いているシートに腰を下ろし、業務連絡のメッセージを送り終わってから、…

冬のトレイル

・202112172145。帰宅する京王線で書いても良い。乗り換えで降り立った笹塚駅下りホームの風は一線を超えていた。真上にジャンプしたならばそのままどこまででも飛ばされそうな風。真横からぶち当たる風から逃れるために準特急に乗り込んだ。 ・15日から冬の…

普通の日記、あるいは暗号

・日曜日の出来事を月曜日に書いておく。丸一日家で作業。家族が日曜にもかかわらず出勤だったせいか曜日の感覚がわからなくなってきた。作業は思うようにスムーズに進まず唸りながら書いては消しを繰り返す。 ・前から気になっていて注文した本、松實輝彦『…

ある土曜日

・翌日書いておく昨日の記録。合宿的な作業可能な期間も後半なのでただ机に向かい一日が過ぎる。記録がなければ、どのような一日なのか、あるいは本当にそのような一日があったのか、ということも不確かである。このように考えたことも消えてしまう。2021年…

知ること

・202112102203。帰宅する京王線を乗り換える調布駅のホームで書いても良い。今日は4日ぶりの業務。14:00から21:00が一瞬で消えた。前半は快調に仕事をしていたけれど、後半は人と対話することが仕事だったから、それは自分のペースばかりでは進まない。しか…

シュトーレンを買う

・昨日のこと。荒天の様子を見つつ家で作業する。荷物が届いたり保険会社と連絡するなど色々あり集中が難しい。昨晩の常夜鍋の汁で煮麺する。カレーを作る。夕方に外出。友人と飲食。ちょうど中間地点ということで分倍河原に集合。飲食の前に、一度行ってみ…

メモ

ユリイカ 2021年12月号 特集=フレデリック・ワイズマン ―『チチカット・フォーリーズ』から『クレイジーホース・パリ』、『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』、そして『ボストン市庁舎』へ・・・ドキュメンタリー映画監督の軌跡 作者:フレデリック…

駐車券の紛失について

・後から書いておく日記。業務期間がひと段落した月曜日だったが、何かの疲れや、何かの呪いや、その他の蓄積によって、驚くほどに精彩を欠いた、というか、端的にだめな一日だった。その「だめ」の中心に「駐車券の紛失」があり、日常において最もおそろし…

密度

・後から書いておく記録。学期で組み立てられた年間の業務は、学期末によって半ば強制的に区切られる。その終わりの一日。8:00に最寄駅のエクセルシオールでモーニング兼30分だけ自分の作業。明日からの作業の入り口を掴んでおくために。 ・8:30から18:00ま…

素材と準備

・202112042229。土曜日の一日を家で過ごす。9:00にデスクに座ったならば「表象文化論学会研究発表集会」に接続してみる。10:00からは「多摩美術大学アートアーカイヴシンポジウム」にも接続してみて、聴きたい発表を行ったり来たりする。接続しつつあわよく…

二倍

・リビングの壁に貼られたカレンダーを見ながら「もういくつ・・・」と発する。ここしばらく年末の年末らしさについて考えていたのはもちろん今が年末に差し掛かりつつあるからだが、すっかりと年末に突入してしまえば年末について考えることはない。考える…

もう一度カレンダーを書く

・後から書いておく記録。休日を経て午前中は家で作業。いつもの手書きのカレンダーを書く。2021年12月と2022年1月。202、と書いて、一旦「1」と書いて慌てて消す。「2」だった。2022年が確かに迫り来ることを知る。書いたカレンダーをデスクの横に貼る。 ・…