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  映像研究

2017-01-01から1年間の記事一覧

夏の思い出、時には昔の話を

・記憶が確かならば『ユーリ』は上映されるかなり前にサントラのCDだけが発売されて、試聴機で聴いてはっとして買ってずっとそれを聴いていたのは1996年の春のこと。とりわけ『I DANCE ALONE』を繰り返し、カセットテープやレコードも買って聴いていた。小山…

秋一番乗り

・図書館にいる201709021036。日々同じことを繰り返すことの充実。たとえばこの前話した友人は毎日走ることをしていると言っていてそれを聞いて良いなと思ったけれども、自分にとってはデクスに座ってモードを変えて書いたり読んだりすることが、ある役割を…

風立ちぬ

・201709011212。図書館に戻ってきた。そして図書館には静けさが戻ってきた。ホテルのロビーのような当たり障りのない音楽がはっきりと聴こえるほどに、子供たちは図書館からいなくなりおそらくは学校に行っているのだろう。中高年の方々と大学生らしき人も…

この街で/生きている/宿題を/しながら

・8月31日は宿題の日である。8月31日と言えば宿題に追われる印象しかない。初めて徹夜をしたのも中学3年の時の8月31日だった(多分)。レリーフを彫り、カタログを作った。読書感想文を書いた(宮本輝)。その他のドリル的な何かもやったのだろう。なんでこ…

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・29日は病院へ行く。一年越しで検査している件。病院は怖い。痛みは怖いし、自分のからだに異物が入ることも怖い。しかしそういうことがあって初めて自分のからだについて感じられることもあるのだった。「ここの、ここが、」と名指すことで自分のからだを…

夏の終わりの時間(季節がわからない)

・ここはどこか。馴染みになったと思っている中央図書館は月に一度の休館日だから、昨日と同じように大型書店のカフェコーナー(ドトールコーヒー)にいる。午後3時。ドトールコーヒーは異常に混み合っていて、端っことかの作業スペースとして良さそうな席は…

こうして夏が終わる(ドトールコーヒーについて)

・ここはどこか。ここは初めて来た場所。ここはニュータウンの大型書店に併設されたドトールコーヒー。図書館はそもそも駐車場がいっぱいで入ることができなかった。ではどこに自分の作業場を作るかと考えながら車を走らせてたどり着く。騒がしいドトールコ…

20170818

・また別の時間になった。201708181101。市立中央図書館の閲覧コーナー(勉強コーナー)でテキストを書きながら、論文を書く作業を再開しようと思っている。小さく、大きく、何度でも再開する。何度でも新しく生まれる、とモンドグロッソのアルバムのタイト…

20170811

・201708111010。今日も市立中央図書館へ。だんだんこの建物の空間の感じが好きになってきた。いろんな年齢の人がいることも目に優しい。いろんな年齢の人が黙って何かを読んだり時々書いたりしている様子も目に優しい。きれいな空間だけれども武蔵野プレイ…

20170810

・Tシャツを作る日。Cくんの家で約80枚のTシャツを約8時間で刷った。手を動かして何かを作ることは楽しい。インクの水分の量とかでプリントの質が変わってくることも楽しい。そして他の人の作業のその手さばきを見て何かがわかるようなこともある。筋肉痛。 …

20170809

・どういうわけか、もう書かなくてもよいと思うと書こうという気持ちになる。あるいは「もう書くのはおよしなさい」と言われたならば、なおのこと書き続けるだろう。誰も見ていないかもしれないことは誰かが見ているかもしれないということでもある。ネット…

20170808

・そういえば先々週はすごく久しぶりに神保町に行った。場所が変わったジャニスをチラ見して、目的はtetokaでやっていた高橋恭司の展示。写真について考えることが「物」や「存在」について考えることにもなる、そういう体験ができる展示だった。何かをある…

20170807

・自分の誕生日だった。家族は朝から出張に出かけていて目が覚めたらサンタ的な位置に贈り物が置かれていた。家で不在だった時のアマゾンで購入した書籍を受け取って今。図書館で引き続き論文を書いている(書く準備をすることもまた書くことの一部なのだと…

20170806

・昨日で業務のひとつのタームが終わる。合宿のようなセミナー的な6日間のプログラムを終えていま。なんとか乗り切れた。色々な力を総動員してやっていると思う。チームワークと場所の力。チームの人たちのあらゆる経験知が状況を作るということ。あらためて…

今日も

・今日も中央図書館へ。小雨が降る中で車を動かしてチェックインは10時過ぎ。昨日と同じ席に座ってPCを立ち上げてインターネットを稲城市のそれに接続する。そこから業務に必要なリサーチ及び連絡で1時間半くらいが消える。しかしそれも必要なことだ。そして…

やめられない

・再開、ここは中央図書館。 ・「中央図書館」という響きは良い。多摩地区で生活することが多いからか中央図書館はたいてい公園に囲まれていて、海に浮かぶ客船のようにどっしりとしている。アイスコーヒーとかも飲めて日に焼けたVHSの背表紙を眺めたりして…

勉強

・勉強を哲学することはないが、勉強をどう進めるかということが目下の問題だ。とりあえず夏の暑い間は自宅で勉強をすることは諦めた。職場の近くのスターバックス的なカフェでギリギリまで粘るのがひとまずここまでの夏の前半のスタイル。まったくスターバ…

間が空いてしまった

・間が空いてしまったという反省。うっかりするとすぐに時間が流れてしまう。書くことと考えることを重ね合わせるためにできる限り書く言葉をかたちにする練習。考える練習。それはほとんど筋トレのようなもので(したことがないからわからない)2日くらい業…

瞬間

ここに「こんな人たち」が

・政治家の言葉尻を捕えることに大きな意味があるとも思えないけれども、しかしそれを発したときの声の感じや表情の感じ、それを取り巻く人たちの気味の悪い感じを見てしまうと、その気持ちを残しておきたいと思った。「こんな人たちに負けるわけにはいかな…

選挙が終わると

・かつてたしか自分は「選挙が終わると風景が変わる」と思って、感じて、そのように書いたけれども、今感じていることは「選挙が終わっても何も変わらない」ということで、これは結果に対する違和感や憤りとは別に、何も変わっていない、という感じを覚えた…

ダーク

・去年から気になって一部分だけ読んでいた『ダーク・ドゥルーズ』を読む。「つながり至上主義」と名指されている敵(仮想敵?)については、そのモチベーションは大いに理解できる。できるように思う。つながり至上主義、において、きっと誰もが即座にリア…

読書の記録

「良心」は最終的に宗教的な抑圧の沈黙を破ると即座に種族的になり、初めて残酷な公衆の狂騒に参加する。良心の疚しさという支配的な本能をなだめるために社会的な生贄の羊を用意すること、これが完全な技術性の文化における公共生活のレトリックである。デ…

渋谷系

・これも何度も見て、何かを思い出す。

コミュニケーションでもなくファンタジーでもなく

・ときどき見る映像がある。「イメージについての絶望」。見るというよりは声を聞くために再生する映像がある。「コミュニケーションでもなく・・・」「手段でもなく目的でもなく・・・」「芸術でもなく技術でもなく・・・」そうした追い詰め方をすることが…

距離について

・いよいよあらゆる意味で、あらゆる方面から、意味のないことを書くことが意味がないように(馬鹿らしく思えるように)ある任意のルールが優勢になってきている。意味のあることを書いても良い。それが抵抗の言葉なのであれば。全く無自覚な自身の広告であ…

「すべては初めて起こる」

・インターネットを散策していると、いろいろな種類の言葉があり、その多くは読むでもなく見るだけで通り過ぎてしまうけれども、残る言葉もある。「すべては初めて起こる」と端的に書かれた一文のような文字を読んでみて、それは大森克己という人の写真集の…

「じたばた」

・口癖があるとしたら「最近どう?」というくらいで、それも略したならば「どう?」と聞いている。「どうですか?」と。「どんな感じ?」と。聞く。聞かれることもある。聞かれるかもしれない。もしも聞かれたら。「じたばたしている」と。他の形容詞を忘れ…

音楽

・職場で時々話をする人にどういう文脈だったか「ヒップホップはよく聴きますか?」と尋ねられて、とっさに「いえ、J-POP以外は聴きません」ときっぱりとした口調で応えたのはなんだったのか。そのきっぱりとした態度はなんなのか。そして「J-POP」とはなん…

5月の晴れ

・あっという間に5月が過ぎて、GWも飛び去って、日々のこまごまとした雑務に追われつつ、しかし健康状態もそこそこに、良い季節になってきたと思う。久しぶりに(ということもないけれども)日々の生活の怠惰を反省して、机に向かう習慣を作ることからまた始…