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  映像研究

からだと部屋

・書いておく記憶。福岡の夢から覚めて繰り返す生活が戻ってきた、と書いてみてしかし繰り返すことは幻想。「進む」も「行く」も比喩。では何か。起こりつづけている。けれども同時に、かつてとは違う今とも思う。

 

・行ったことのない場所へ行くこと。降りたことのある駅で降りて、行ったことのない部屋へ入る。思い立って調べていた資格のための無料説明会へ行ってみた。学びたいと思うことがあれば、それを学ぶための空間は鮮やかに感じるのか。今年度後半の自分の新しい態勢を想像しながら。

 

・その後鍼へ。お願いして三回目になる。途中コロナを経て、その直接の症状は消えても、今はまだ緩やかな回復期にあることを教えてもらう。「免疫を獲得できたということでもあります」と言われはぁと応えながら、自分のこの身体は何を獲得したのかと想像する。自分の身体のことを教えてもらうことも考えてみれば不思議だが、自分の感覚と、日々身体を看ることを実践されている方の感覚をすり合わせる会話は面白い。

 

・まずは写真、そして撮影、さらに見ることへ思考が動く。気がつけば、身体特に人間のからだへの興味関心が大きくなっていた。人は何をしているのか。人はどのように成長してどのように老いるのか。老いとは何か。免疫とは。