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  映像研究

休息

・三食摂り薬を飲み合間に眠る一日。業務は同僚にお願いをした。

 

・これまでの風邪の感覚を、自分の身体の免疫機能とウィルス的なもののせめぎ合いとしてイメージしていたが、それを仲裁する第三者のようにして薬の効果がはたらく。普段あまり薬を飲むことがないからその効果に驚く。確かにせめぎ合いは表面上静まるが、それは根本的な解決なのかとも思いながら。

 

・しかしそのようにして、せめぎ合いが静まることにより心身を「使わない」時間が増えることは重要であるのだと思う。回復のためには休息が必要。休息とは必ずしも睡眠ではない。では休息とは何かと考えて、心身を「使わない」ことであると考えた。考えることもほどほどにする。

 

・喉の不調を回復するため一日声を発しないことを自分に課せば、逆に日頃どれほど声を出しているかを知る。一人でいても、本を読めばその感想を声に出し、メールを送りながらその文面の裾野にある言葉を声に出し、あらゆる思考を声に出して整理し定着しているかもしれない。あるいは室内を移動することは歌を口ずさむこととともにある。語学の勉強も発音だった。できることがない。

 

・横になり眠ろうとして、眠れなければファッションや建築の雑誌をめくるなどする。これは休息か。