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  映像研究

湿度、遠くに台風

・202204142038。帰宅する京王線で書いてみる。午前中から雨が降りはじめて今も降り続けている。天気予報を見たならば明日は一日中雨、明後日まで降り続く可能性もあるようだ。少しだけ気温も低い。しかしそれよりも湿度に包まれていることを考えている。

 

・湿度と頭痛あるいは倦怠にはどの程度の相関があるのだろうか。一日中雨と意識すると、頭がぼんやりとしているようにも感じる。しかしこの「ぼんやり」とは何か。目を見開くと頭部が引き攣れるように感じられることか。目の奥に疼くような感じもあるような気がする。「気がする」が重なる。

 

・雨の日の自分の身体を、湿度によって変化する素材としてイメージすることがある。たとえばゴミ捨て場の雨ざらしの段ボール。ぶよぶよに膨らみ物を入れて運ぶ機能を失った素材。自分の身体のどこか一部でもそのように変化しているのではないか。

 

・あるいは台風が渦のように想像できるのはそれを報道でイメージ映像として見たことによる。重力とはまた別にあの力は人びとにどの程度、どのように作用しているのか。中断して。

 

・帰宅して夕食にわかめ。わかめを食べると筍のことを思い出す。雨の注ぐ土で静かに伸び続けているであろう筍。

 

・静かに少しずつ膨らみ続ける文章。今日は午前の作業で12,000字の手前まで。明日も午前中に作業して午後からJCIIライブラリーへ。夕方から業務。金曜日の夜まで辿り着いたならば、一般的な一週間のサイクルに合わせて「よくぞよくぞ」と言いたい。