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  映像研究

今日は寒い

・土曜日の記録。確定申告を終えてあとはひたすらに4月からの準備をする3月。

 

・その前に隙間を作り鑑賞の日。東京ステーションギャラリーで『生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真』。前世紀前半のヴィンテージプリントを見ることができる貴重な機会でもある。プリントに対応するベタが展示されており、撮影行為と制作全体との関係を考えることができる。

 

・その後買い物。慣れない場所に行こうとすれば電車の乗り間違えを繰り返す。うろおぼえで辿り着いた駅は全然最寄りではなかった。

 

・そして夕方に職場の同僚の方の展示を観るために清澄白河へ。制作について話をうかがう。素材との出会いについて聴くことが面白くて質問し続けてしまった。

 

西荻窪で友人と待ち合わせる。手をあげて今日は寒いねと話しながら北口の戎へ。色々な夜の記憶が重ねられている空間で近況を報告し合う。何かを見た聴いたことそれから感じたこと考えたことを交換する。もうひとりの友人も到着して3人で話せば、かつての春の集いの記憶も蘇る。たとえば11年前の春の感じ。全然変わっていると思い、全然変わっていない、とも思う。

 

・別のこと。過去のある地点を引き出し現在の手のうちに感じようとするのは、日ごろ写真について考えていることと関係があるのだろうか、と数日前にふと思った。過去ばかりを考えているのは、あるいは研究という営為の必然か。現在も未来からの回顧として捉えている。

 

・その中で「今を生きる」感じを取り戻すために書く。

 

・中断して。