&

  映像研究

申告

・毎年このように確定申告するたびに自分の社会的な身分について省みることになる。たとえば「一生涯学ぶことを続ける」などと言ってみて、しかしそれは「学生のようにい続ける」と同義なのか、と考える。そもそも「学生」とは何かと、高校生や大学生のように/とともに、考えているかもしれない。

 

・「社会保険料」、その言葉の意味を検索し自分の源泉徴収票と何度も見比べる数時間。ポトフを煮ながら。

 

・そのように午前に書類を作成して午後に税務署で相談。色々な含みを伴って「紙ですか」と何度も確認されるほどに、申告にかかわるすべてはオンライン化されていた。時間にもよるのだろうが、紙の書類を提出する窓口には誰もいない。来年こそはと思う。あるいはある書類の生年の欄には「明治」も「大正」もなく「昭和」「平成」「令和」が並ぶ。気づけば一番古い時代区分の者だった。

 

・色々思いながら夕方に無事申告。残された時間で可能なことは何かとスマートフォンのtodoリストを見る。耳鼻科へ行き花粉症の薬を貰うことにする。帰宅して夕食の支度をしながら領収書などを片づければ、これでいよいよ2023の数字が過去になる。