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  映像研究

かんばりたい

・がんばりたい、と声に出す習慣。この数年。

 

・水曜日は春からの新しい仕事だがこの日は自分の担当の授業ではない。オリエンテーションを聴講する。どこにも学びはある。

 

・前後に実家へ。雨だったこともあり車で移動する。週末に掘って家族が茹でてくれていた筍を母親に届けるなど。おまけにヴェリタスブロイ。帰宅は早い夜の時間にドライブになる。最短距離は新小金井街道だが、あえて府中街道を南下する。その街道には自分の生の最初の20年ほどが圧縮されている。レコードの針が溝を滑るように、街道をなぞり記憶を再生する。

 

・帰宅して夕食しながら『虎と翼』。振り落とされずに視聴できている。「特別ではなく普通」という言葉にはっとさせられつつ、病院の待合室の場面が良かった。人が人の言葉を聴き、気遣いながらも正直に言葉を返す時間が映し出されていた。この世界の色々な場所で、このような時間が生まれてほしいと思いながら。