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  映像研究

速読

・業務上の必要に迫られてある種の速読をする。していることを今日ふと思い出した。必要に迫られて行い反復すればいずれ行為はさほど自覚されなくなる。それを技と言うのか。さまざまなところにあるささやかな技の一つとしての、ごく特殊な文章の速読。「読む」だけれども「見る」もある。「理解」よりも「把握」という感じがある。技は「身につける」というよりは「なる」という感じに近い。技になる、と言ってみて、そのためには、自分の方に余裕のような姿勢が求められるように思う。けれどもその余裕のような姿勢も、ある程度は反復から生じるようにも思う。反復と継続が余裕あるいは安心を生じるかもしれない。内側からだけでなく外側から考える。中断して。