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  映像研究

現在

・後から記す覚書。新年度がはじまり新学期がはじまる。日曜日の通常業務もはじまっていよいよ新しい季節および新しい時間にいることがはっきりとした。時間、と名指せば、その時間はいつでも新しい。それを現在と言い換えてもよい。時間の、現在の、新しさを、追い風のように、自身の前進と響くように思うこともあるが、この春はむしろ不調和を感じている。遅れている。忘れている。うっかりしている。

 

・時間/現在との不和。「浦島太郎状態」という形容も浮かぶ。自分にとって、論文を書く時間を集中的に設けたこの数年は、竜宮城の時間だったかもしれない。地上に戻り水平の視線で事物や出来事を直視すれば色々な面や意味が浮かび上がる。

 

・業務後に新しいチームの4人で会議。夏の計画について意見を貰う。そのまま飲食に流れる。昨年度までの「気をつけながら飲食」の感じは過ぎ去ったようにも思えるがどうなのか。飲食しながら近況を聴き合う。これまでと同様に、そしてこれまで以上に、同僚の人たちの力と才とに教わることが多い。どうすればその力はもっと現れるのか。それが自分の今年(今年度)の最重要の問いだったことを思い出す。話し過ぎることを反省しながら。