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  映像研究

扇風機をしまいストーブを出す

・202210181847。土鍋で白菜を煮ながら書いている。

 

・今日は買い物を除いて丸一日自宅で過ごした。そのことの幸福。朝家族を送り出してから誰とも会話をしなかった。そのことも幸福。ずっとタイミングをはかっていた、友人がおすすめしてくれた映画『みんなのヴァカンス』を観に行きそのまま写真美術館へ、などというプランもあり得たが一旦停止することを選んだ。結果「何もしない」。とはいえ何もしない、は正確ではなくて、実際には、扇風機をしまいストーブを出す、去年の冬の後半に千切れたコートのボタンを付ける、机の上を片づける、などする。けれども、業務にまつわる事柄にも、論文を書くあるいは修正する作業にも手をつけることはなかった。Wordファイルは開いたけれども。

 

・ワクチンの4回目接種を予約する。webからでは望む日時の予約ができないため市の窓口に電話をかけたならば驚くほどスムーズに手配して貰えて感謝。来週前半にそれが叶えば11月から2月まで倒れることができないという心理的負担は相当に軽くなる。これからしばらくもう少しだけアクセルを踏み込む的な作業ができる。そう考えながらしかし、いったいいつまでこのような予防的生活を続けるのだろうかと途方に暮れるような気持ちもある。

 

・「組織であるからには最終的には替えがきく」。そうした言葉を先週ある場所で聞き、それは何事も「最終的」にはそうなのかもしれないが、多くの場合それがスムーズに為されることは難しい。自分の業務はどうか。そう考えた時に、まったく「替えがきく」体制をつくることができていない。最終的には自分がやれば良いと放置し続けた結果がこのような事態なのだと知っている。2023年度を無事に迎えることができたら、そのことこそを真っ先に考えようと思う。いつか自分の仕事を誰かに手渡さなければいけない。

 

・買い物に出た時に空を見る。季節も、天気も、時間も、今だけの感じだと思う。日が暮れるのが早くなったことに気がつき、今年の残りの時間をかけて、色々な物事が閉じていくのだと思い出した。

 

・今シーズン初のピエンロー。

 

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