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  映像研究

隙間の時間

・東アジアのどこかへの(おそらくは大陸)ツアー旅行に家族と参加し、ある夜飲食しつつカラオケに流れたならば、ツアーで知り合った人と、サーカス『Mr.サマータイム』をデュエットしましょうということになりカラオケマシンに入れようとするが、家族には、この曲サビ以外歌えないんじゃないのと言われて、そんなことないだろうと思っていざ歌うと本当に歌えない、という夢で目覚める。自分にはまだ膨大な無意識の領域があるのだと思う。

 

・午前中に自宅のデスクで少し業務連絡。そして少しだけ書く作業。の準備。

 

・今日は休みにしようと思っていた。映画を見るのが良いのではないかと思って、調布、多摩センター、南大沢、府中、と近隣の映画館を調べるが軒並み惹かれる上映がなく、思い出した最寄りの映画館、川崎アートセンターアルテリオでちょうど良いタイミングだった、ロベール・ブレッソン特集を見つける。ロベール・ブレッソンは『スリ』と『バルタザールどこへ行く』を見た記憶がある。逆に言えばそれ以外は見ていない。

 

・『たぶん悪魔が』を鑑賞。ある種のファウンド・フッテージとして水俣の映像が挿入されている点が印象に残る。カメラワークに共通する様式があってもモノクロームとカラーとでは映像の印象は異なるのだなとも。人間の動きと車の描写も印象的。それ以上の内容に関しては感想が難しい。

 

・難しいから、そしてまだ外も明るかったから引き続き『やさしい女』も鑑賞。かなり異なるが『ドライブ・マイ・カー』の設定がよぎる。原作の映画化である点、演劇の舞台が写されるという点において。あるいは第三者には見えづらい夫婦の親密さが描かれている点。この時代には、映画はカラーでテレビジョンはモノクロームだったのか。など気にしながら鑑賞していると一瞬で上映の時間が過ぎる。

 

・帰宅して夕食。NHKオンデマンドで、クローズアップ現代VR時間旅行→沖縄1972」。これが現代のオンライン修学旅行なのかと、高校のHR合宿(修学旅行という名称ではなかった)で沖縄に行ったことなど思い出しながら考える。また、アバターとして登場していた語り部の方が、番組の最後に顔を見せる、という場面が最も視聴者の情動に訴える箇所だった、ということからも考えられることがある。休日らしく22:00には意識を失う。