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  映像研究

実る直前

・202108112203。帰宅する京王線の備忘録。今日は午前は家で自分の作業。文章を書かねばならないが期待よりも進まない。書いても書いても進まない。この膠着をどうしたものか。昼食にいつものレトルトカレーを食べて14:00に外出。画材屋さんで業務関連の買い出しを頼まれていた。一瞬だけ新宿三丁目。体温ほどの気温。地上に人は少ない。そのまま21:30まで業務。帰宅する今。

 

・タイムラインに現れて気になり購入した雑誌『ニューQ』の3号が昨日届く。まだじっくり読めていないが、真っ先に読んだ岸野雄一さんの文章が凄く良かった。宣伝などするつもりはないのだけれども(というエクスキューズが宣伝になるのか)、身近な友人にも読んで貰いたいと思う文章と久しぶりに出会った。自分が最も得意ではない「政策に対する考えにおいて同意・共感の少ない他者との対話」が丁寧に記述されていた。表紙に記されている、自分もそれを目にして購入に至った「名付けようのない戦い」とは岸野さんのtweetの一節だということを知り納得。自分は自分の「名付けようのない戦い」ができるだろうか。そう問わざるを得ない。

 

 

・家から最寄駅までの道は季節ごとに色々な新しいものを見せてくれる。8月の一番暑い時期の田の様子は美しく、つい自転車を停めて、せめて、と思って写真を写す。光を集めて背を伸ばす稲。最も背が高くなると次第に実りの季節に移るのだろう。実る直前の姿。力の顕現。

 

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