・202211202205。夕食後に半身浴しながら書いても良い。
・起床は6:30。7:30に家を出て職場の最寄りのエクセルシオールで8:30から10:30まで書く作業。思うように進まず、しかし捗らなくともこうして「触っておく」ことが大切と知っている。手放さず考え続ける。
・10:30から17:00までの業務の時間が一瞬で消える。今日ふと、自分の業務の内容はその殆どすべてが「文字を読む」ことであると気がついた。思い出した。800文字の文章を10本読み、2,400文字の文章を土日で5本読み、それ以外に書かれた文字を読みコメントする。文章を読むことに意識を集中させると、書かれている内容を読み取ることと並行するようにして、書き手の意識の流れが感じられるようになる。どの箇所で沸き立ち、どの箇所で集中が途切れ、どの箇所でどのような気遣いをしたのか、分かるように思える。
・完成された表面に相対するように向き合うのではなく、完成させた動きを想像して、その流れに飛び込んでみること。書き手を後から追いかけるようにして読むこと。追いかけて、追いついて、背中に触れるようにコメントする。
・一方で自分が書いた文章を、他者が書いた文章のように読むことは難しい。自分が書いた文章を読むときの目は、いつでも近すぎたり遠すぎたりするように思える。それでも自分が書いた文章を読んで、適切な距離で焦点が合っているように感じられることもある。そうならば、その文章はもうそれで、触らなくて、良いのだろう。ひとまずそれを目指してみる。
・そのようなことを考えながら帰宅して、疲れが溜まっているのかぼんやりして、その後帰宅した家族に夕食の準備をお願いしてしまって、野村訓市のラジオを聴きながら体操をしていると、少しずつ意識を取り戻すことができた。ラジオも書くことがテーマであったから、あらためていま書くことついて考えている。その行為の不思議さや面白さについて思っている。
・本当はそろそろ「書くこと」とは別の、何か違ったことをしたいと思っている。それを求めているように思う。あるいはこうして気づく。ともあれあと少し書く。明日からの3日は、書くことと読むことに集中できる最後の時間で、ただ机に向かってそれをするだけなのに、少し緊張する。どれだけ触り続けていても、締切の時間になったら終わらせなければいけない。まずは明日の自分に丸ごと手渡す。