&

  映像研究

膨らむもの

f:id:MRTR:20210717214831j:image

 

・202107172149。帰宅する京王線で書いておく。このタームの授業はなかなかうまくいったのではないか、とそのように毎度懲りずに同僚と自賛しながら帰宅する。色々と反省も捉えながら。しかしいずれにせよ夏の労働の日々は最初の小さなひと山を越えた。

 

・朝ベランダで妻の実家から譲り受けたミニトマトが赤くなっているのを見つける。赤くなることの不思議。膨らみ柔らかく水々しくなることの不思議。艶のあるその表面の感じに印象を受ける。自分自身が、その色と、その艶と、一つになるような感じがある、とも言えるだろうか。

 

・起きている時間に隙間があれば、書く、読む、などすべきだが、同時に、つねに、最も必要なのは、見る時間であると思う。業務では、人によって作られた何らかのものを見ているから、それ以外の時間には、人によって作られたものではないものを見ることが必要かもしれない。