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  映像研究

梅雨明けた

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・家を出てから駅までの道にいくつかの(たぶん五か所に)田んぼがある。それぞれに異なる景観の中にあって、自分からすればそれぞれに魅力がある。昼前に家を出て、強い日差しがあり、そのうちのひとつの田んぼの横を通りながら、その稲の緑に惹かれる。駅に着き、スマートフォンを触り、開いたニュースで梅雨明けを知る。

 

・夏の業務がはじまり、並行して今後の準備などあったから、読むことからも、書くことからも、一日を振り返りながら言葉を引き出すことも、忘れていた。

 

・去年夏の後半に下北沢の古着屋で購入して以来、一軍として活躍していた、ライムグリーンの麻のシャツを今年初めて着てみた。目に痛い色が強い日差しと混ざり合うイメージ。夏らしいだろうかと思いながら。

 

・業務の前に大江戸線で六本木。21_21でルール展を鑑賞。遠足の引率の下見として。

 

・202107162141。それで業務を終えて帰宅する京王線で書いても良い。あと一週間でオリンピックが開幕すると言われている。肯定も否定も根拠を欠いたような気持ちで、ただそれが過ぎるのを待つことになるのか。

 

・日常の小さな判断において「せっかくだから」を口実にとりあえず、やってみたり、入ってみたり、食べてみたり、踊ってみたりする自分は、いつか誰かに「結局開催されて良かったでしょう」と言われて、それを完全に退けることができるか。何を根拠に退けることになるのか。そう問うている。

 

・まずはいくつかの自分の課題を深めるために、心静かに夏を過ごす構え。