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  映像研究

風邪について

 
・2月最後の日に風邪について記す。細々と日記を書いていて意味があるのは自分の風邪歴について調べようとするときである。「風邪」検索。2017年は1月にインフルエンザ、4月と10月に風邪をひいている。今年は早いのかもしれない。嵐のような時期が終わったならば、緊張を強いられる期間が去ったならば風邪。風邪というと今でも子供の頃の風邪の感じを覚えているから、ばーっと熱が出て下がったらすぐ治る、そういう風邪は子供だけに許された特権だったんだと知らされる。風邪のひきかたで自分が大人であるかもしれないと思う。


・そしてからだを悪くするとその対処としての西洋と東洋に毎度引き裂かれる。診断は西洋、治療(養生)は東洋という方法。今回は合わない合わないよくないんじゃないかと思いながらも西洋薬を飲んでみている。これもひとつの実験ではある。自分をある状態に保つために実践できることについて。


・そうこうしているうちに宿題がたまってしまった。全然なにもできないままに2月。さらさらと流れ去る2月。読んだり書いたりもあまり進まない。一方で業務の資料として小説や小説の書き方の本をいくつか読んでみる。柴崎友香『わたしがいなかった街で』は面白かった。あと『千の扉』も。たとえば「読書会」というと自分はこれまでひとりで読んでも理解できない学術書を読んで意見交換をするものだと思っていたが、こういう小説ならば、それを読んで意見交換をすることに意味があるように思う。ひとつのアプローチ。


・旅行について。ファッションについて。音楽についてなど、日々いろいろなことが通り過ぎるが、今はまだじたばたしている。中断。