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  映像研究

いま・ここ・2016

 
・今夜は今年初めての「ピエンロー」。寒くなってきたことを考えないでいたけれども、ピエンローを食べると今はもう秋だということを認めなければいけない。そして夜。夜に何事かをしていると、そこから脱落する時間が必ずあって、そんな時間には少しだけ缶ビールを飲みながら各種j-popを聴いたりしたい。今日はまた久しぶりにDOMMUNEを見て、高円寺の今の様子を知ったことも良かった。「NO LIMIT」行きたかったと思う。あるいはテレビがあったならば今夜のNHK宇多田ヒカルは観たかった。力のある物事の、その力を見たい。その力はいつでも倫理に結びつくだろう。そういう信仰がある。お酒を飲んで踊る場所に行きたい。あるいはお酒を飲んで歌う場所に行きたい(どこだそれは)。「思いっきり叫び出したい」というフレーズ。夜を感じるリズムについて。たとえば「幸せ」のようなことについて語り合う時間をずっと先延ばしにしているような感覚がある。まだいける、まだそういう時間がなくても、もう少しやっていける、と思っている。でも、そうやって先延ばしにしていると結局そういう時間は訪れないかもしれないことを知っている。例えばこの前の休みには名古屋に住んでいる友達に突然会いに行こうかとか思ったけれども、結局実現できなかった。友人は春には名古屋を離れる。そういうことがある。例えば熊本に住んでいる友達にお中元でも送ろうかと思ってすっかりタイミングを逃してしまった。そういうこともある。「カラオケには行ける時に行っておいた方がいい」、そういう真理を言葉にしてみた。誰かの歌を聴きたい。あの人やあの人のあの歌は自分を物凄く遠くに運び去ったりしないこともない。プロフェッショナルなミュージシャンはその代替かもしれない。引き続き5〜10年前のいくつかの音楽を聴く。少し懐かしい夜らしい音楽。