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  映像研究

ベストの暖かさなど

・「年末」という語が頻繁に飛び交う12月19日の記録。ネットオークションで購入して数日前に届いたベスト、2000年前後に製造されたパタゴニアのレトロXを着て出掛けて過ごした。覚えている限りでベストという形態の衣服をはじめて所有しそれを着る日。サーマルの上に羽織れば腕は軽くしかし胴体は暖かい。その当たり前の事実に新鮮さと喜びを感じながら一日。なぜこれまでベストを着ることがなかったのか。

 

・日々部分的な大掃除をしている。昨日はリビングのカーテンを洗い干し、窓ガラスを拭く。今日は寝室のカーテンを洗い干し、またキッチン周りを拭く。作業する部屋に積まれた本を積み直し、棚の埃も払う。そうして目に映る光景を少しでも整えて今年を閉じたい。

 

・何かを間違えたのか、まだ10日以上を残してスマートフォンの通信が制限された。それを理由として、移動中に積極的に本を読むことを再開する。夏に購入して登山口で立ち止まるように中断していた平井靖史『世界は時間でできている ベルクソン時間哲学入門』を読む。蛍光ペンで線を引きポストイットを貼りながら読む。年内にどこまで読み進めることができるだろうか。

 

・親知らず(右下)の抜歯からちょうど二週間が経った。微妙な違和感は引き続きありつつも、基本的に普通食。今夜は寒くなったからピエンロー。とろける白菜を食べ尽くして休憩。その後ナッツとチーズを食べながらビールも飲んだ。業務としても、自分の作業としても、最後の一週間が重たくなるだろうから、今週半ばまではこのように束の間の猶予を過ごしている。転がるように年末。