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  映像研究

破裂の記録

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・後から書いておく記録。立春を待つように梅が咲く。空間を裂くように新しい花が見える。昨日それを見つけた家族に教えて貰い今朝見る。はっきりと姿を現す。その存在に、自分の、新しい時間を迎える気持ちをも見る。そのような何かとして見る。見ながら思う。というか、それが「見ること」だった。

 

・久しぶりに朝からの業務。最寄りのエクセルシオールに入り、コーヒーとアップルパイ。アップルパイを温めて貰えるのが嬉しい。それをフォークとナイフで食べる(一瞬)。もうノートPCを開く必要がないのだとふと気づく。昨日の日付のWordのファイルをコピーし、今日の日付に書き換えて立ち上げて、昨日まで書いた文章を読み直し、そして少しでも続きを書く。トンネルを掘り道をつくるために。そのような作業をする必要がないことに、少しぼおっとする。いつかまた長い文章を書くことがあるだろうか。窓の外の緑を見ながら。

 

・業務の時間は9:00から18:30まで、瞬く間に消えた。この年度を閉じ、新しい年度を構想する期間に入りつつある。物理的にも片付けたい。

 

・帰宅して今夜はピエンロー。白菜をくたくたに煮ることができて良かった。そういえば、平日の夜にビールを飲む贅沢も生活に戻ってきた。一年間継続してきた業務が明日で終わる。何かが終わる幸福を破裂としてイメージする今は春の最初。