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  映像研究

追いついていない備忘録(秋ですね)

 
・追いついていない備忘録の追いついていなさが現実かもしれない。


・本棚や印刷が気になっている今日この頃。昨日(日曜日)は下北沢で途中下車して『B&B』という本屋さんへ。本棚の本のラインナップや本の並べ方が気になり続けている今日この頃でもあるけれども、立川のグランデュオの中にある「オリオンパピルス」の本棚や本の並べ方の感じはとても良いと思った。本や雑貨の有機的な繋がりだとか何とか。


・昨日はひょんなことから夜の散歩をした。歩いたことのない場所を初めて、しかも夜に歩くのは不思議な感じがする。その不思議な感じは、気がつくと自分の未知なる状態を指し示しているかもしれない。それはちょうど言葉のように。


・幾つかのことを「休んでいる」という感覚がある。幾つかの事柄を考えることを「先延ばしにしている」という感覚がある。断片的な思考があり、その断片的な思考は秋に似ている。そういうことを言っていると(書いていると)その「先延ばしにされている事柄」は更に先延ばしになるかもしれない。


・「思えば遠くに来たものだ」と考えたりすることもある。過去のことを考えれば「あのこと」があり、そして「あれをしていたとき」があり、そして「あれをしていた前後の期間」があり、そして、だから、過去の出来事は、点のような、あるいは幅を持っているような、色々な印象になる。点と幅は緩やかに接続されている。ひとつになっている。


・2011年の切断も、その切断は決して完全には消えないままに、いつか「2011年くらいにあった色々な出来事」のように、まとまった記憶になるかもしれない。既にそのような印象もあるのだろう。例えば自分にとってはそういう切断の印象はむしろ個人的なもので、例えば「住む場所」によって決まるかもしれない。「荻窪に住んでいた頃」と「高尾に住んでいる今」は切断されている。切断されたものとして接続されている。


・ところで2012年の今は秋。