&

  映像研究

抽象と映像の夏、2012年の8月・その20

 



・人の身体の動きを見たいと思い、ダンスということがあったと思って手元にあったDVDの中から「ローザス」を見つけてそれを見てみる。人が踊る様子を見ることも面白い。それでまた新しい映像を見つけてそれを見る。見ることで自分の知っている映像に接続する。映像が繋がることも面白い。ある場面と別の場面が繋がるということについて昨日ふと考えたことを思い出す。


・複数の画面を同時に見る。同じことをしている複数の映像の画面を同時に見る。そのとき「同じこと」とは何だろう。同じことを話す声はその度にもちろん少しずつ違っていて、その違いを感じ取ることには意味がある。何年か前にコップを取る動作を100回映像に記録してみて、それを透明度1%で重ね合わせるという実験をしたことがあった。あまり何も感じなかったけれども、もう少し別の動作で同じ試みをしてみることには意味があるかもしれない。