&

  映像研究

更新する

 
・日々の記録は例えば9月12日の月曜日。月曜日は休日だ。そしてデモの翌日は毎回少しだけぼやっとしている。自動車の運転免許を更新するために府中の試験場へ。更新の期限が切れている。更新の期限が切れている場合は「住民票」が必要だということを教えてもらう。八王子へ戻る。住民票を取る。府中へ戻る。汗だくで写真撮影。リュックサックを背負っていた肩から脇にかけてTシャツの色が変わっていて、謎の襷がけをした状態での証明写真。あるいはおしゃれだ。



・世にも恐ろしい映像作品を見せられつつ、今回もまた免許の有効期限は3年になった。5年になった試しがない。短い期間で定期的に更新される免許と、その免許によって許されている期限。そういえば住民票を取りに行った八王子の役所で「何か身分を証明できるものありますか?」と言われてとっさに免許を出したならば「あら?期限切れてますね」と聞かれたのだから「そうなんですよ、そのための住民票なんですよ」と笑顔で言うと、真顔で「他にありませんか?」と聞かれた。法は意外に厳格だ。



・その後夕方の約束までに時間があったので吉祥寺で秋のファッションと秋の古書を散策。夜は某カレー店にて来月末のフェスティヴァルについての打ち合わせ。フェスティヴァルも更新される。フェスティヴァルが「祭り」であるのならば、それは「日常」に対応する場所と時間だ。だからそのフェスティヴァルが一年ぶりならば、その一年の間の自分や周りの色々な人たちの「日常」が反映されるのだろうと思う。そしてまた、あまりにも無意識に、日常、と記してみて、その言葉自体に不思議な感覚を覚えるような今ならば、そのフェスティヴァルのあり方にも、きっとその「不思議」が忍び込むのだろうと思う。