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  映像研究

「懐かしい未来」

 
・2日(火)。昨日に引き続き家で読書。洗濯機を回し続けながらとりあえず、ヘレナ・ノーバーグ・ホッジという人の『ラダック 懐かしい未来』を読み返す。ラダックの伝統と伝統が壊されつつある現在の生活について。ラダックの伝統的な生活に「物質や環境の可能性を最大限に引き出す」という意味においての「未来」を見る。「多様性とは、同じ会社の数十種類のジーンズから選択できることを意味するのではない」という箇所を読んで全くその通りだと思う。最近「生物多様性」という言葉をあちこちで見かけるけれども、変な風に応用して使われたりしていなければいいなと勝手に心配する。あと美術手帖椹木野衣という人の「後美術論」など。



・昼前にジュンク堂に電話して11月17日の坂口恭平×佐々木中トークイベントのチケットを予約する。楽しみだ。昼過ぎから西八王子へ出かけて古道具屋にて本棚を300円で購入。シンプルすぎるので変なシールとか貼りたい本棚。その後図書館にて数冊の本を借りる。『面白いほどよくわかる世界史―流れとポイント重視で世界の歴史をスンナリ理解! (学校で教えない教科書)』みたいなものを急に読んでみたくなった。高校で世界史を勉強した記憶が全くないので、ここらへんで面白いほどよくわかりたい。他には『環境の思想家たち 上 古代-近代編 (エコロジーの思想)』『ディープエコノミー 生命を育む経済へ [DIPシリーズ]』『山びとの記―木の国 果無山脈 (宇江敏勝の本・第2期)』など。



・それで明日はひょんなことから、と言いつつも去年に引き続き「きのこ狩り」に行くことになった。数日前に職場の大先輩から「どう、今年も行く?きのこ。」と連絡を貰ったので行きますと即答。いつか独り立ちできるくらいに「きのこスキル」を上げていきたい。ちなみに明日はこのようなイベントもあり、このタイミングで相当に行ってみたかったのだけれどもきのこの方を選んでしまった。イベントのタイトルになっている女性アイドルグループ的なものそれ自体にはあまり興味がないけれども、ふと見た関連書籍の、ヤン富田橋本治小沢健二柄谷行人(は読んでいない)というあたりがどう繋がってくのかが気になって、CDを借りて尚更気になって、気になり続けているものの、なかなかライブには行けない。自分にとって「A.K.I.PRODUCTIONSという人」と「高橋悠治という人」は大抵このようにタイミングが合わないので直接見たり聞いたりしたことがない。しかしそれでもいつか見たり聞いたりできる楽しみが先延ばしされたと思えば、それはそれで悪くない気もします。