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  映像研究

普通にやってくる、9月最初の金曜日と土曜日

 
・9月4日(金)は前日に車を置きに帰った実家より出かける。インフルエンザ疑惑も晴れたので(晴れた…ことになるでしょう)意気揚々と出かける。9月らしい晴れ。月曜日に予定されている山部ガールズの誕生日会、を口実に行う「ピクニック風の野外パーティー」の準備&プレゼント選定、を口実にした池袋でのウィンドウ・ショッピング、を口実にパルコその他のセレクト・ショップにて完全に自分のために洋服を観賞する(購入を前提としない観賞)。


・山にも着て行けるし、街でも着ることの出来るファッションとはなんでしょう?あるいは、山にも持って行けるし、家でも使うことの出来る雑貨とはなんでしょう?色々な販売されている物から「その物が使用されているのに適当な情景」や「その物が長く使われることで変化する事柄」を想像するのは面白い。または全く何も考えずに触ったら気持ち良さそうな生地を店員さんに許されるのを待たずに「お手に取って」みたりするのもそれはそれで面白い。総じて秋冬物が並んだデパートメントや洋品店は面白い。


・夕方には偶然にも仕掛人である4人が仕事の合間に集合出来たので(自由という業)、新宿タウンにて集団でのウィンドウ・ショッピングを敢行。Bで始まるセレクト・ショップにて「ランタン」と「毛糸のレッグウォーマー」という、山部2009-10A/Wのテーマ『焚き火〜TAKIBI〜』を彩るグッズを抱き合わせて購入。即解散。その後自分は業務へ。帰りに「本屋一番」にて『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』と『装苑』の最新号を購入して帰宅する。



・9月5日(土)は先日の山行で温泉施設に置き忘れたハットが着払いで届けられるのを待ってからの外出。ハット無事帰還。ありがとう、温泉施設のおじさん&おばさん。ランチは、某小金井駅から徒歩5分、もうじき一周年を迎える、今一番(西)東京で美味しいカレー店『I・F』にてランチセット。担当している古書コーナーの本が少し動いていたので良かった。カレーも安く食べられたような気がする。ランチタイムで忙しそうな店主と「山登り」と「ZINE」の話をちょっとだけする。


・車内で『アフロ・ディズニー エイゼンシュテインから「オタク=黒人」まで』を読み進める。今やもう慣れたけれども菊地成孔という人が小沢健二的なものに微妙なちょっかい(?)を出していたりするのを聞いたり読んだりすると、ちょっと、ではなく、なかなかに胸が痛んでしまったりするのは、自分がすっかり90年代に自我が形成されたようであるからで、それは仕方がない。しかしそのちょっかい(?)がもしも「幼児性」のようなことと関係があるのならば、10年以上も前に自ら「大人じゃないような/子どもじゃないような/何だか知らないが輝けるとき」だと歌っているのだから、その正直さに免じて的なかんじでアレしてもらいたいなぁと思ってしまったりするのも事実です。


・夕方から業務。同僚かつ後輩に妻有の報告。新宿は蔦屋にて、先日ライターのSさんからいただいた「オススメの(主に)アメリカ映画のリスト」から数本をレンタル。秋の夜長2009は「ストーリー映画(とわざわざ記すくらい縁がない)」と親しむということに決めている。ブランケットとココアみたいなものと映画がある空間。それはちょっとイニシエーションとしての映画鑑賞(アフロ・ディズニーより)かもしれないと思ったりもする。