&

  映像研究

本を読みながら街を歩く

 
・日々の記録は例えば9月8日の木曜日。通常営業が始まる前日。山部メンバー2名の誕生日のプレゼントを探すという目的で、あるいはそれを口実にして、久しぶりに都内を散策。渋谷ー原宿間を往復するというハードなウォーキング。渋谷から青山通りを歩いてスパイラルだとかCIBONEだとかへ。ワタリウムへも足を伸ばすつもりだったけれどもそういえば忘れた。表参道を歩いてサンタモニカとシカゴは完全に私的な秋のファッション散策。そして渋谷方面へ戻って公園通りからパルコ。バスケットボール・ストリートというまったくもって謎すぎる暴力的な命名の可能性に晒されている「センター街」を通り抜けて渋谷駅まで。4時間。時々このような場所を歩くことも面白い。


・歩きながら(休憩した喫茶店とかで)読んでいるのは引き続き「表象」という雑誌の「ネゴシエーションとしてのアート」という特集で、今はちょうど、ボリス・グロイスという人の『生政治(バイオポリティクス)時代の芸術ー芸術作品(アートワーク)からアート・ドキュメンテーションへ』という大変そうな文章を、大変だと思いながら読んでいるけれども、大変であるなりに面白い。どう面白いのかは鋭意考え中。