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  映像研究

五月最後の日の備忘録、あるいは記憶

 
・5月31日の日曜日の備忘録そして記憶。日曜日の東京ナイトはパーティー。気づけば10年来の友達(という人が最近わりに多い)の結婚式の二次会に向かうのでした。


閑話休題/オシャレについて。幹事のO君から「二次会だからスーツだとちょっとカッチリしすぎかもしれないのでシャツにサマージャケットとかの雰囲気のああいうアレで」というファッショニスタ的には挑戦としか思えない指定があったりしたことで、一体何を着ていったらよいものか?と考える。考えて伊勢丹など視察した結果、自分が出した答えは/いつも着ているトゥモローランドの白いシャツに/いつも着ているジョンブルのシルバーのパンツに/たまに履くTO&COのシューズと/そしていつも着てるkolorのネイビーのカーディガンをピンで留めてちょっとジャケットっぽく見えるようにする。そして行く途中に新宿が誇るファブリック・ワンダーランドであるところの「オカダヤ」で適当につるっとした500円/1mくらいの生地を「すいません50cmカットして下さい」と言い、それをそれらしく首に巻いたならば「即席・アスコットタイ」だ。こんな風に何も買わずにD・I・Yでオシャレが出来たならば、これこそが本来のファッションだと思い満足して急ぐ。


・さて、そのようにして首に250円相当の布を巻きつけたりしていたことでうっかり遅れそうになりながらも、8時過ぎに会場である浜松町のアーヴァンなラウンジ(っていうんですか?よくわからないですけれども)に大集合。懐かしい人、珍しい人、最高な人、ときどき会う人、遠くから駆けつけた人、色々な人が大集合した備忘録。全体的に凄いテンションのパーティーでアルコール以上に酔っぱらった備忘録。あえて記すのもアレですが、本当におめでとうございます。かつてある一時期に確かに戦友(もう少しマイルドな表現を探したけど適当なものがなかった)であった友達のこういう場面に、何とも言えない気持ちになる。ちなみにそんな気持ちを表現すべく。数時間前に通達された余興のヴォーカリストとして西東京ジャズ・コンボとセッションしたのは『SAMBA of てんとう虫』で、初めてちゃんと聞いたけど(というか歌ったけど)アレ実はかなりぐっとくる曲だということが、こんな自分でも歌うことで一瞬で理解できた。さすがスタンダードな歌謡曲/J-POPには戦後民主主義的における「大衆」と呼ばれる何者かの記憶だか何かが宿っているとかいないとか(嘘)考えたりする。


・パーティーだからこそ言えることもあれば、パーティーだからこそ何となく言わないこともある(縁起とかではなくて)。だから今日は手を振って終電で帰宅。帰宅するはずがしかし、アーヴァン・シティな浜松町とマウンテン・ハイランド高尾との距離感を全く考慮していなかったために全然帰宅できず。結局元・荻窪メイツのI君んちにS君とともに泊めてもらって、少人数の三次会。過ぎた時間を思いながらも、これからのことを/今考えていることを、話したりする。そんな五月最後の日と六月最初の日。サンディ・トゥ・マンデー。とりあえず朝になればみんな仕事に向かう。