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  映像研究

経済(あるいは衣食住のうちの衣服)

 
・昨日のように例外的に少しだけ暖かい日もあるけれど、基本的には毎日寒い(冬なので)。そんな日々を少しでも快適に過ごしたいと思っているならば、考えつく方法はいくつかあるのだけど、その中で比較的安価で(そのような意味で部屋のカーテンをすべて取り替えるというのは無理だ)、且つ時間的体力的な困難を伴わない(そのような意味で部屋の壁や床に断熱材を設置するというのも無理だ)方法を考えたならば、少し真面目に衣服について考えてみることとなった。例えば当面の問題として一体どのような種類の衣服をどのような量持っていれば、ひと冬を快適に過ごせるのだろうか(洗濯も毎日出来るわけでもなく、しかもすぐに乾くわけでもない)と考えて、まずしてみたことは既にある衣服について、それをリストにしてみることだった。リストにすることでワードローブ(使い方合ってる?)をざっと俯瞰することが出来るのだ。そう、いつだってリストというものは便利なのです。


・そしてだから、考えるべきことは衣服の「量」だけではないのです。そこには絶対に「組み合わせ」の問題も関わってくるのです。リストはつまり新しいコーディネートを発想するきっかけになるかもしれない。そのような目的で思いついた、完全に自分の為だけの、本来的な意味での備忘録。しかし、デジタル/オン・ライン、じゃなくてもいいから他の誰かにもやってみて欲しい、方法としての備忘録。ちなみに少しだけアウトドア的なカテゴリー分けなのは、自分のそれがつまりそのようであるからです。

  • アウター類(サイズ/詳細)

・P・H・デザインのダウンジャケット(グレー)
MOONSTONEのGORETEXのシェル(ライムイエロー/フリースが必須)
・BROOKSBROTHERSのダッフル・コート(紺/丈やや長い)
・古着のウールのジャケット(濃紺/やや薄い)
・カーハート風のカバーオール(カーキ/サイズ小さい)
・ベトラのカバーオール(黒/サイズ小さめ/薄い)
・古着のコーデュロイのジャンパー(オリーブ・グリーン/薄い)
・エディフィスのシャツ・ジャケット(ブルー/ぺらぺら)

  • ミッドレイヤー類

・patagoniaのR3(オリーブ・グリーン)
・patagoniaのR2(黒)
・DALE OF NORWAYのノルディック・セーター(白ベース)
ユニクロのウールのVネックセーター×3(薄灰・濃灰・黒)
ユニクロのウールのタートルネックセーター(ベージュ)
・古着のpatagoniaの80'sフリース(エメラルド・グリーン/寝巻)
・ヘインズのスウェット・パーカー(赤/寝巻)
・チャンピオンのスウェット・パーカー(赤/寝巻)
・チャンピオンのスウェット(エメラルド・グリーン/寝巻)
・montbellのウィンド・ブレーカー(黒/サイズ大きめ)
・古着の(Y's風だと言い張ってる)カーディガン(グレー/少し変?)
・ボーダーのトレーナー(赤・緑/X'masカラーで恥ずかしい?)
・その他シャツ類もあるけど組み合わせ方が不明。

  • ベースレイヤー類

・patagoniaのキャプリーン3(グレー/壊れかけ)
・patagoniaのキャプリーン2(グレー/薄い)
・ノースフェイスのアンダーウェア×2(グレー・黒/各1枚)
FREAK'S STOREの長袖Tシャツ×6(白×3・緑・ピンク・黒/もうボロボロ)
・THAW?のサーマル×2(エメラルド・グリーン・紫/静電気)

  • パンツ類

ユニクロのスキニーパンツ×2(黒/タイツを履くのが大変)
・DzoKhola(YAB-YUM)のコーデュロイパンツ(黒)
・patagoniaのフリースパンツ(黒/かなりボロボロというかツルツル)
・OKURAのコットンのパンツ(赤/発色が良すぎてコーディネートを選ぶ)
NIKE ACGのストレッチパンツ(黒/基本的に山用)
・HIGH STANDARDのミリタリーパンツ(オリーブ・グリーン/太め/薄い)
・古着のミリタリーパンツ(オリーブ・グリーン/薄すぎて冬は無理)
・古着のコーデュロイパンツ(ベージュ/太め)
・古着のウールパンツ(黒/丈短め)
・JOURNAL STANDARDのパンツ(茶色/太め)
・ANDAのミリタリーパンツ(紺/かなりボロボロ)
ハリウッドランチマーケットのデニム(ブルー/太め)
・フルカウントのデニム(ブルー/サイズ小さめ)
・グラミチの裏地がフリースのパンツ(グレー/基本的に寝巻)
ユニクロのフリースパンツ(グレー/寝巻)

  • シューズ類(スニーカー除く)

・ダナーライト(濃茶)
・レッドウィングのアイリッシュセッター(茶色)
・クラークスのトレック(ベージュ)
・クラークスのデザート・レイン(茶色/ボロボロ且つ寒い)
・TO&COのウィングチップ(茶色/普段使いではない)



・と、ここまで書き出してみて、あらためてワードローブを俯瞰してみると、自分オリーブ・グリーン好きなのだなとか、寝巻多くないか?とか、気づいたことは色々ありますが、とりあえずはっきりしたのは「2008年に買ったものがほとんどない」こと。そりゃ「もうボロボロ」とか「かなりボロボロ」なものだって多いだろう。そしてリストにしてみたことで「あっ、これとこれ組み合わせれば、最近着てなかった服が着られるじゃん」的なアイディアもばんばん思いつくかと思いきや、正直特に思いつかないし、「あっ、こういうもの買えば、最近着てなかった服が着られるじゃん」的なアイディアも正直全然思いつかない。そしてそのようなファッションに対する積極的とは言えない態度も、結局のところ「寒さ」が最大の原因なのではないかという気がしている。それは「暑さ」を前に色々な柄の半ズボンや色々なプリントのTシャツを選ぶのが楽しくってしょうがないのとは、えらい違いだ。


・関係ないけどちなみに最近知った(世間では一般的であるような)ニュース/トピックスに「ユニクロヒートテックが完売してヤフオクではプレミアム」というものがあって、自分はそれを知って「そんなおかしなこともあるもんだな〜」と思ったけれども(もう少しお金出して本気アウトドアブランドものを買った方がいいんじゃないかな〜と思っていた)、値段と実用性をちゃんと考えてみれば(もちろん広告の有効性を確認した上で)それが沢山売れるのは納得できるような気がした、という話も少しだけ関係あるかもしれない。


・あるいは自分の中では、衣服を購入する上での明確な「ガイドライン」というものがあって、これは数年前からかなりしつこく言っている(でも別に他人に強要するわけではないですよ)のだけれども、それは「衣服を1年につき1000円でリースしていると考える」というもので、つまりそれは、1万円のものを購入するときには「それが10年使えるか」という基準で判断するというものだ(例外的にアウトドアウェアなどはもう少し緩い基準で購入する/その基準では何も購入できなくなるので)。当たり前だけれども、そのような基準を設けると、あまり衣服を購入しなくなるし、そもそも数年着て着られなくなる(気持ち的にも)衣服が果たして必要なのだろうかという発想になってくるのでした。


・そんなようなことを確認して、またクローゼット、というか押し入れ、の中を覗き込みながら、考える。