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  映像研究

12月のハイキングは、風の強かった日曜日

 
・21日(日)は絶妙のタイミングで業務も休日で今年最後のマウンテン・ミーチング。低山ならば高尾山から高山であれば南アルプス北岳まで、あらゆる東京からアクセス可能なマウンテンにてミーチングした2008年の最後のアクティヴィズムは箱根の明神ヶ岳へ。朝8時にO・DA・急ラインは新松田駅に集合し、バスを乗り継ぎ登山口へ。冬とは思えぬ生ぬるい空気と、どんよりした空模様に急かされつつ登り始める私たち3名。




・コース各地に立てられた道しるべの「ハイキング・コース」の文字に苦笑しつつも、心地よい汗をかきながら冬の山に登る私たち3名。道中ある瞬間を境に空から雲が物凄い早さで流れ始めて、あっという間青空。しかし気づいたときには、まるでこれは「今年一番風の強い午後」。体重50kg程度の人間は余裕で吹き飛ばされそうな天候の中、山頂にて風を避けてドリアなど調理するものの、強風は一向に止まず。これはまさか冬将軍?しかしこの生暖かさはまるで春一番?などなど考察しつつも、この不思議な天候に完全に飲まれっぱなしな山の午前11時。飛行機雲は気づいた次の瞬間には消えている。




・引き続き生温い強風の中、苔を観察しつつ、珍しい形状の樹木に名前を付けつつ、映像インスタレーション的木漏れ日に目を奪われつつ、要するに極めてのんびりと下山。低い山の尾根からは遠く相模湾が見える。海は光っていた。箱根の街も見えてくる。xactiの望遠を駆使したならば小学校とかが見える。再び空を見て、恐ろしい形をした雲の向こうには、しかし富士山は見えない。すすき野原の道が続く。












 


・そして午後2時には余裕を持って下山して、これにて2008年マウンテン・ミーチングは終了。打ち上げ的&忘年会的&お誕生日会的&慰安旅行的なふわふわした気持ちで、とりあえずは目についた温泉施設にてチルアウト。明るい時間からビールだって飲んだって良いじゃないかということで乾杯。帰りのO・DA・急ラインではロマンスのカーにて3人それぞれの各種駅弁をほおばることで、まるで正月番組の収録のような夕暮れの帰り道。正月休みは山ではなく国内旅行する部員達にちょっと気の早い「良いお年を」を伝えて、新宿へ。


・と、そこで終わらないのが日曜日であり休日である本日。飯田橋は旧洋書のオフィスが入っていたおしゃれビルの「ポエトリー・in・THE・キッチン」(略称は「ポエキチ」?)にて某講座の年末的な集い?に遅れつつ無事出席。ほどよく年末感漂う空間で、色々な人とあらためて興味のある分野についての意見交換は、気づけばかなり遅い時間まで続いていた。程よく心地よい疲労とともに帰宅したのは午前1時。代用ゆたんぽを用意したりしつつ夜は更ける。明日に向けて眠る。