&

  映像研究

正しく、優雅な生活の一例としての/一部としての、夏休みの日記

 
・17日(日)。実家にて起床して、今回初めての北京五輪鑑賞。「なんでマラソンて気がつくと全部観られちゃうんだろうねー」とか何とか言いながら、もしも「ヌデレバ」が日本に帰化したらどのような漢字を充てるべきか(濡出霊婆?)、などのお茶の間テレビ鑑賞モードのトークをしている間にゴールし、見事に女子マラソンを全部観る。「メダル数が…」的な意味では今ひとつ(だいぶ?)な内容だったのだろうけれども、競技としては、なかなかにエキサイティングな展開だったと思う。


・マラソン終了とともに小雨降る中自分も駆け出す。予定通り、西八王子〜八王子の、ホームセンター、リサイクルショップ、古道具屋などをまわって引っ越しのための準備。「木材はやはりドイトの方が数百円は安い」などのスーパー・現実的なリサーチ。それにしたってこれほど涼しいのは、雨だからでも西だからでもなく、夏ももはや佳境だからなのかと思うと何とも言えない心持ちで移動。



・15時すぎ。中央線を東に移動して国立。第3日曜日と言えば、それはもう一も二もなく「ニチニチ」の日曜市だ。古本泡山のSさん&Kさんに「こんにちはー」と挨拶をし、色々見せてもらい、丁度どこかの古書店でパラパラして面白いと思っていた絵本、加古里子(かこ・さとし)の『か わ (こどものとも絵本)』と、同じく『宇宙』を購入。そして購入した流れで前々から口約束だった(一般的に口約束とは「絶対に実現されないもの」なのでこの場合は口約束ではない)会食?会談?つまるところ「飲みに行きましょう」が実現する。


・夕方一瞬ちらりと小金井のKJくん店舗(鋭意制作中)を冷やかしに行き、柱にニスを塗ったりした後、再び国立のニチニチに集合して(プールが終わってから一回家に帰ってまた駄菓子屋に行くようなイメージだ)、Sさん&Kさんとまずはビールにて乾杯。初のニチニチで舌鼓を乱れ打ち、よく食べよく飲みよく話す。「はてなダイアリーから見る現代・文化系・カルチャー」のような話題には、特に、もちろん、当然、まったくならず、主に「西東京グルメ情報」や「西東京古本屋情報」を交換する。しかし、それでも、とはいえ、こんな私たち(ってどんなだろう)が集まって「90年代カルチャー」の話題にならないはずもなく、写真を中心にした「トリビアルな」、あるある的な、あったあった的な話題も盛り上がる。(個人的には90年代後半の「あの文化」の「あのかんじ」について話すときには『Olive』よりも『ZORA』の方がわかりやすいと思う、というようなことがわかった。)


・そんなこんなで宴の時間は過ぎる。「では、また、今度」というかんじで解散。正しい日曜日、正しい夏の一日を、一日の終わりギリギリまで使い果たしたような、日付が変わる直前。