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  映像研究

2009年夏(夏休みではない)の、ストイック/簡潔な備忘録・その10

 
・8月15日。土曜日。夏らしい晴れ。でも夏の「後半」らしい、少しだけからっとした晴れ。山に登るようになって、あるいは高尾に住むようになって、以前よりも湿度に敏感になった気がします。敏感でないと革製品にカビとか生えちゃうからね。気をつけなければいけません。


・お盆真っ最中の週末らしく電車も乗車率低めで朝の新宿タウンはちょっとだけさわやか。ちょっと面白いことになっている業務を、どうにかこうにか片付けたならばアフター・スクール。三軒茶屋の鳥料理のお店にて後輩と共にディナーの宴。誕生日まで祝ってもらう。サプライズ的なプレゼントとして「間接照明的に光る地球儀」をいただくも、それはわたくしのどのような部分をどう解釈したチョイスなのだろう。キッズたちの考えることは全然わかりませんが、でも本当にどうもありがとう。塩ユッケとハイボールの組み合わせがヤバすぎて飲み過ぎる。25時に帰宅。



・8月16日。日曜日。からりとした晴れ。爽やかだ。爽やかなのはよいとして、しかし朝晩が少し涼しかったりするのは幻だと思いたい。そんな八月も後半戦。


・朝起きて洗濯物を干そうと庭ゾーンに出ると老人がひとり。砂利を指して「雑草が伸び放題になっているからここは畑にしたら良いんじゃないかな」と言われ、一体そのような夢の続きなのかと思っていると、どうも大家さんの知り合いのようだった。「トマトは鉢植えでは難しい」と言われて、うんうん、そうなんです。二年失敗してよくわかりました。と答える。しばし植物の話。その後風のように老人は去っていった。


・朝のアンテナチェックをしているとawayamaさんの日記にて今日はニチニチの日曜市であることを知る。すっかり曜日の感覚がなくなっていたけれども、偶然にも午後からの出勤であったものだから即準備して中央ラインに飛び乗る。国立着。日曜市。Sさん夫妻と挨拶をして、今日はビールではなくアイス・コーヒーをいただく。美味しい。古本泡山では絵本も気になりつつも「夏らしい本」と「山らしい本」を購入する。


・業務終了後は業務終了が意外と早かったものだから、久しぶりに吉祥寺に降りてみて散策。CHICAGO〜百年〜公園口の古着屋(名前忘れた)など。途中古書数冊購入。その後中央ラインを下って某小金井駅で下車。そして東京で今一番(いろんな意味で)ホットなカレー屋I・Fにてひとり晩ご飯。店主KJ君にバースデー強化週間でビールを奢ってもらう。ありがとう。それにしてもお盆だけれどもなかなかにお客さんが入っているとのこと。盛況だなぁ。そういえばもうすぐ一周年だ。その後どんな流れだか店を閉めた店主と駅前の居酒屋でビール数杯。何の話をしていたのか…西東京/ジェネレーション/活字文化/物語etc...夜は更け、ほどほどに解散。



・夏ももうあとわずかであることを認めざるを得ない。ぐずつきがちだった夏の、それでも夏らしい日の記憶だけが鮮明だ。そんな(ちょっと切ない)季節の挨拶は「残暑お見舞い申し上げます。」です。