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  映像研究

別のサーヴィスの記(録)

 
・18日(月)で長きに渡った通常業務が一応の一段落。知らない人には何のことやらという事柄だけれども(そしてそれはほとんど「誰も知らない」事柄なのだけれども)、例によって例年どおりの「求められている種類のサーヴィスはそこそこに、全く求められていない種類のサーヴィスをするサーヴィス業務」は今年も「全く競いあう相手がいないジャンル」における特殊なクオリティを更新することに成功した。それは限りなく近い例を挙げるならば、こどもが「母の日」に贈る「肩たたき券」をマッキントッシュでデザインするだけならまだしも、あまつさえ業者に発注して「4色オフセット」で製作し、梱包するための材料は、当然のこととしてイメージに合ったものを全国の東急ハンズにお問い合わせ、というような事柄なので、この場合母親はもはや「ありがとう」ではなく「このことに何の意味があるのだろう?」と思うだろう。しかしこどもとしては他のこどもがやっているのと同じ方法というのもどうにもしっくりこないし、そもそも「ありがとう」なんて言われるくらいなら、普段口うるさい相手を黙らせるために自分がなにをするべきかと考えてみたかったのだ。そのことには特に意味がない。別に悪意があるわけではもちろんない。そしてちなみに「肩を叩く」なんてことは全く考えてもいない。