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  映像研究

話して伝える

・202403122137。駅から家まで歩く道で(気をつけながら)書いても良い。朝から夕方までの業務。話すことで一日が消えたように思う。話す言葉とともに一日が消えようとしているとも思う。話した言葉は文字ではない。振り返っても点検することはできない。だから話したはずの言葉の意味ではなく言葉を発していたときの自分の感覚を思い出してみる。いつにも増してエクスキューズが先立ち冗長でありその後に本当に伝えたい言葉の意味を弱めていたのではないか。前提を共有したい、というか、あり得るすべての反応を挙げてそのすべてをつぶすように話しているかもしれない。丁寧な支配。自由な対話は別にあるように思う。なにもおそれずに飛び出すように最後の言葉を投げることから話し始めても良いはずだった。