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  映像研究

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アテネフランセで「映画美学校ドキュメンタリー・コース公開講座ドキュメンタリー映画史ードキュメンタリーを読む」映画作家によるテキストと関連作品の上映によるドキュメンタリー映画史の読み直し」へ。ずっと参加したかったが都合がつけられず、この佐藤真の回だけはとしばらく前からカレンダーに書いていた。

 

・『SELF AND OTHERS』を講義をはさんで二度鑑賞する。何度も見ているけれども忘れている。前半で牛腸の映画『街』と後年の写真集「見慣れた街の中で」が響くように構成されている。その「街」から一挙に「自己」の方へ向かう展開があることに気づく。中心に向けた前後の運動を想起させられる。レンズの開口部を通り抜ける光とも通じる。

 

・さらに講義をはさんで『阿賀の記憶』鑑賞。おそらく数年ぶり二度目の鑑賞。『SELF AND OTHERS』後の作品として見ると考えられることがあるという講義になるほどと思う。14:00から19:00まで。ノートを取りつつ講義を聴き、しかし後半は別のことを考えてもいた。写真と撮影について。

 

・このタイミングで『ドキュメンタリー映画の地平』を通読するのも良いかもしれないと思いながら帰宅。家族と夕食。記念日の前夜祭。どちらからともなく夏の旅行の案が浮かび想像する。近い未来の生活上の目標ができた。