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  映像研究

20231111

・1が並べば秋も深まる。寒くなってきたからか午前中はなかなか目覚めることができなかった。うっすらと蓄積した疲労。それを他者と比較することなく真っ直ぐに受け入れること。それは普通のこと。普通のことを普通にできるようになることが大人かもしれない。昼食にチェーンの牛丼屋へ行く。しばらくの期間改装していて久しぶりに入ればすべての座席の前にはタブレットが備え付けられている。それに触れて注文をする。そういえばこの牛丼屋のオペレーションに不安を感じた(不満ではない)ことがあったと思い出し、この世界はつねに改善を続けていると思う。アプリケーションがアップデートするように絶えず微調整が行われ時に中規模あるいは大規模な改革も行われる。その展開に人間も人間でない何かも混然と巻き込まれているようなイメージを持つ。牛丼を食べながら。午後から夜まで業務。怪しげなセミナーのような話し方になる自分を嗜める目を保ちつつ、これも修行と思う。技を獲得し続け、言葉を磨き続け、創造を重ね続けている友人たちをふと思い出しながら、自分もまた、もっと遠くまで行けたならば、と思う。生きている限りは光の速度で、つまり「遠くまで」飛び続けている、のに、ね、とも思う。眩しく真っ直ぐに貫くその光のような動きを、時々は外側から見てみたい。外側?から見ることはできるのか。