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  映像研究

反省

・202309072054。帰宅する京王線で書いてみる反省。

 

・昨日まで書いていた論文は、最終的に期限2日前の段階で提出を諦める。数日の間、何度も立ち止まり、考え、ついに断念した。それほど標高が高くないからと軽装備で淡々と登り七合目まで。山頂に目をやれば予想以上に道が険しくなりこのまま登り続けることに身の危険を感じた。そのような撤退をイメージする。

 

・撤退を決めれば、まずは反省する。計画の不足。見通しの甘さ。完全に新しい題材で書くことの困難を忘れていた。7月8月にはほとんど集中して作業を進められないことも忘れていた。4月から6月までの不調と怠惰も響いた。端的に勉強が足りなかった。リサーチではなく勉強の必要を確認する。そして、どのような形であれ、書き切ることの難儀を思い出し、謙虚な気持ちでまたはじめたい。

 

・そもそもその題材は、論文という形式で書けることだったのか、書くべきことだったのだろうか、そう考え直してみても良い。写真を見て受ける「感じ」や「雰囲気」を言葉にする困難があった。そして、他ならぬ自分が言葉にしてみたい、書きたいと思っているであろう他者を出し抜いて、という欲望だけではまとまったものを書き切ることはできない。と困難を挙げながら、「にも関わらず書くならば」とも考える。考えることや書くことに纏わるすべての基本に立ち返る必要もある。

 

・午後から業務。学期という単位で動く業務において今日は二学期の初日だった。しばらく人の立ち入らなかった空間を、教室として再度開き直すような気持ちで準備する。机を並べて床を掃く。しばらく発してなかった種類の声を出す。

 

・台風が近づく日にバス停まで歩くため家を出た。気がつけば熱だけが残り夏がすっかり消えていることに気がつく。

 

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