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  映像研究

視聴する日

・後から書いておくメモ。一日中家のデスクで配信されている動画を視聴するそれが今日の業務。なお家族もリビングで同じ動画を試聴していた。昼食時に顔を合わせる。再び視聴。これはこれで平和な時間だった。映像の配信を見ていると2020年の頃を思い出す。外出や在宅それ自体に意味があった期間。それはそれで特別な時間だった。動画を見ながら、動画に集中しながら、メモを取りながら、しかし並行して他にできることを探している。足元に積まれた本を手に取って、挟んでいた(忘れていた)ポストイットの束を集める。「フィルムふせん」と呼ばれるカラフルなその道具を蛍光ペンと共に使用して10年くらいか。部屋の本の色々なページの色々な行や言葉に小さな透明の印がつけられている。その印をつけるときの感じを大切にしたい。理由はさまざまでも感じは共通する。辿り着いたような感じ。形にならなかった考えを言い当てられた感じ。あるいは率直に驚く感じ。それをこれからも続ける。そのようなことを考えたかもしれない。10時から18時まで試聴したならば映像を視聴することに独特の疲労がある。移動することをしたい。車で酒屋へ向かい夕食のワインを購入して続けてスーパーでまとめ買い。帰宅して飲食。梅雨の土曜日。