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  映像研究

・202305081901。デスクで午後いっぱい断片的に読むことをしていたが、切り上げようかと考えたタイミングで書いても良い。

 

・雨の月曜日の朝。長い連休明けならば気持ちを一挙に開くことが難しいような状況だが、自分にとっては、この期間のうっすらと喪に服す気持ちと、少しずつ体調が回復しつつある現状と、本格的な業務の再開は数日後である理由から、今日の気候も、それはそれで好ましかった。

 

・家族を車で駅まで送ったのちに風呂場の掃除。終わり昨日購入した数冊の本に目を通す。一冊は英文法の本。大学入試の受験生がどのように英語を学ぶのか、ということを知りたいと数年考えていて、ようやく今年はその余裕がありそうと思って購入した。そして何よりも自分がもう一度英文法を学びたい。

 

・昼食しながら『Over The Sun』は事実婚をテーマとした回。このようにテーマが明確であることも珍しく、いつもならば昼食を取る数回に分けるが、一度に聴き通した。婚姻制度について語ることは難しい。自分の周囲にはさまざまな関係/形態として他者とともに生活する人がいるが、気を抜くと?自分の関係/形態を、他者よりも優れた選択として説得しそうになる、ことが確かにある。同時に、番組の中で「マジョリティーは説明を求められない(自分の選択を意識すらしない)」というくだりがあり納得する。

 

・その意味で、一ヶ月ほど前に自分よりもかなり年齢の少ない知人から単刀直入に「なぜ結婚をしているのですか」と訊ねられたことは、何気ない会話の中のやり取りだが、自分にとって印象的な言葉だった。そしてその言葉に対する、自分が返答した言葉の中身も話し方も、面白いかと思って返したが、実感ともずれていて早速反省している。と同時に、そうした質問に対する、自分なりの完璧な答えをつねに準備しておき、それをここぞと返すのもどうなのかと思う。質問の形で言葉を投げてくれたことを考慮して、もう少し言葉のやり取りができれば良かったのかもしれないと今ようやく思う。

 

・このような反省が頻繁にある。どのような応答であれ、私という視点から話をすることを回避しているのではないか。

 

・午後は総合体育館のトレーニング・ルームに向かい、到着して休館日に気がつく。せっかくなので周囲を散歩。帰宅して引き続き読書する。少し晴れてきたから洗濯も。

 

・サーヴィスの機能に日記を読み返すことを促される。いつもならば無視するが、ふと去年の連休前後は何をしていたのだろうかと思い、読み、読めば思い返し、思い出す。「つい先ほど」のような距離で、一年前の生活が、一年前の時間があった。現在まで持続している考えがあることを確認する。同時にいくつかの断絶があるとも感じる。別の生活をしている、と積極的に自分に唱えるような気持ちで過ごしてみて、新しい年度の約一ヶ月が過ぎた。