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  映像研究

・後から書いておく記録。新しい年度が本格的にはじまる日に、積極的に「何もしない」を試みる。「しない」とは何か。起きて洗濯をして半身浴した。している。

 

・昨夜の坂本龍一の訃報を考えてもいた。特定の人の死それ自体について語ることは、他者による一方的な批評になる。そのような批評を批判するのではなく、あくまでもそのように思いながら、色々な人の言葉を、部分的に受け入れながら、読んでいた。

 

・この日、音楽を聴くことはしなかった。やむを得ずいくつかの返信をする以外は、何も読まず、何も書かなかった。

 

・頭痛がある。この頭痛は緊張によるものか。横になり少し眠る。久しぶりに家から出なかった。このように後から書いてみれば、自分にとって「何かする」とは、「外出する」ことと重なる意味を持つと気づく。あるいは、外出が必要な予定がある、ということでもある。または「読むこと」や「書くこと」とも重なることに気づいた。

 

・昨日の午後までは、吉祥寺へ『ブラインド・マッサージ』という映画を観に行くことを計画していたが叶わなかった。「何もしない」を優先する。