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  映像研究

切断の旅行

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・後から書いておく2023年3月最後の日。それ自体が祭であるような2023年3月がこうして閉じる。それはやはり(奇しくも)2013年3月に少し似ていた。プロフィールの更新。「ありがとう」と「おめでとう」の声。住まいの揺らぎ。

 

・論文の執筆でお世話になった方へ挨拶するために掛川へ行く日。3月上旬にこの予定が決まってから、色々な意味でこの出来事が区切りになると思っていた。7時過ぎに家を出て橋本経由で新横浜。年度末の新幹線は賑やかだった。10時過ぎに掛川着。無事に挨拶を終えて資料館を見学する。こうした時間が、直接でなくとも未来の時間をつくる。

 

・その後ランチは「さわやか」のハンバーグ。天竜浜名湖鉄道掛川駅へ戻る。去年の6月に歩いたルートとまったく同じ。その時は家族と一緒だった。かつて他の誰かと歩いた行程をひとりで行くことには特有の感じがある。静かな移動。

 

・新幹線でとりあえず熱海まで移動して下車。検索した立ち寄り湯は辛うじて浜が見えるロケーション。明るい時に温かい湯に浸かることは楽しい。普通電車で小田原まで移動して下車。各所へのお土産など購入して小田急線に乗り新百合ヶ丘まで。旅行の終わり。

 

・帰宅して、自分のためのお土産だった金目鯛の押寿司を食べながら、3月の終わりを、2022年度の終わりを思っていた。制度としての学生の終わり。制度は制度でしかないが、制度を意識しながら生活しているから、やはり自分の身が一旦終わるような感じがある。寝て起きれば別の生活になるのか。