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  映像研究

映像特に映画

・記録しておかなければ「何もなかった」という感じさえも消えていくに違いない、これは2023年3月の最初の日曜日。

 

・昨晩清瀬焼鳥屋でお土産にした焼きおにぎりで朝食。コーヒーも飲む。数日前からクリンスイとタイムモアを導入したことによって、コーヒーを飲むまでのプロセスにも自覚的になった。11時前に妻とともに外出。

 

・ちょうど一ヶ月前に買った革靴を積極的に履いている。足に馴染むまでの期間は「修行」。あるいは少しずつ他者と打ち解けていくような時間。

 

国立新美術館で「五美大展」鑑賞。定点観測のように毎年観ているが去年は来ることが叶わなかった。多くが平面と立体の作品だから、カタログのようにその差異に意識が向かうのも仕方がない。時折現れるミクストメディアや映像も平面や立体の派生として鑑賞するような意識が生まれる。国立新美術館のレストランはどことなく大学の食堂という雰囲気で良い。ハッシュドビーフを食べる。

 

・離脱して午後の後半は業務。春らしく新年度の面談に加えて引き続き「お楽しみ会」の準備。19:00まで。

 

・行き帰りの電車では少しずつ読書を再開している。この数日は職場の本棚に見つけた小栗康平『映画を見る眼 映像の文体を考える』を再読している。映像特に映画について考える際に、自分は「撮影(行為)」を基点にすることが多いが、それだけでは進め深めることのできない思考がある。編集について。芝居について。脚本について。どのような映像であれ、しかるべき考えの入り口を設定できるようでありたい。

 

・帰宅してタイムフリーで「Travelling Without Moving」を聴きながら夕食。あっという間に意識を失う。