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  映像研究

声と言葉

・202006141840。帰宅する京王線の中で。業務の中でなかなか到達しない高みに到達した後で。学生に各自の関心に基づく発表をして貰ったのだが、その思考の密度と発話する勇気に対して恐ろしさすら感じた。同僚と振り返る。「刺激を受ける」という言葉を普段の生活では「何となく良かった」くらいの意味で用いているが、本当に刺激を受けた時には痛みすら伴うということだろうか。試されていると思う。しかし業務の現場が、力がひしめき合う場になることに対しては楽しみしかない。自分に出来る限りのことをしようと思う。

 

・声が言葉の意味以外を表現することを思う。自分の考えを話すことにも、他者の言葉を読むことにも、質問することにも、すべてに通底する発声の態勢が一人一人に備わっていることを面白いと思う。それを教えたり教わったりすることは難しい。変化するきっかけを投げることだけはできるだろうか。

 

・そうして明日からの平日の丸二日くらいは自分のために確保することができそう。自分もまた勇気を持って思考と文字を進めようと思う。