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  映像研究

仕事

・202007051946。しばらく気にかけていた週末の業務が無事に終了。やり切ったという感じはある。仕事をしていて一つ確かに思うことは、最終的には、直接会って、説明して、お願いしなければ、何事も動かないということではないか。しかもここに「一対一で」という条件も加えられる。ふわっと全体に向けて呼びかけるのではなく「あなたにメッセージしているのですよ」という種類の連絡の仕方が確かにある。それはまさにドブ板選挙的な。

 

・選挙という言葉にはっと思い出して都知事選のことを考える。授業の最後に「選挙に行く人は是非行ってください」と呼びかけてみたが、それもやはりふわっとした呼びかけに過ぎないものだっただろうか。行く人は行くし行かない人は行かない。そうした他者への想像と逡巡を重ねたのは2011年のこの時期ではなかったか。他者に影響を与えることとは、どのようなことか。振り返って考えてみる。

 

・仕事の中でどのようなメッセージを発することができるかと考えることもある。「寺子屋のような、」と言ってみて、それを私塾と勘違いすることからあらゆるカルト的なムードは生じる。そうではなく、その根本で何か思考の足掛かりとなるような言葉を投げられないか。それは言説としてではなく、言葉の選び方、あるいは発話の感じや振る舞いであるかもしれない。嘘を言わないことがラジオパーソナリティの条件だと少し前に書いてみて、その条件を応用することを考えてみる。野村訓市のラジオは帰宅したらタイムフリーで聴こうと思う。