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  映像研究

ささま書店について

・202004032003。職場から帰る京王線で今日の出来事を書いておく。昼に市役所で書類を貰うなどしたのち、荻窪ささま書店へ。5日に閉店することを知って多くの人が最後にもう一度だけと駆けつけている印象。人との接触を気にしながらも約一時間かけて本棚に並んだ本の背中を見る。思えば2005年に初めての一人暮らしをと考えたときに最終的に決め手になったのは荻窪ささま書店が存在したことではなかったか。ほとんど毎日のようにささま書店の本棚を眺めていた。時に行きと帰りに均一棚を覗いた。2007年のダイアリーを振り返ればささま書店で購入した本の記録になっている。そして探していた本を見つけることだけでなくささま書店で偶然に出会った本から考えはじめたことが多くあった。そしてその時に考えはじめたことの延長に今の自分の思考の体系があるのだと思う。そのような感覚で、今の自分が未だ知らなかったパリ・コミューンについての本など数冊を購入。午後は職場へ。タイムリーに突発的な会議。職場の判断によりまた自分の見ている光景が上書きされる。本来は心地よくもある不安と賑やかさの季節のはずだった。新学期を控えた季節の感じを思い出そうとしてみる。