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  映像研究

映画と死

・201906192342。諏訪敦彦ライオンは今夜死ぬ』をDVDで鑑賞。とても良かった。大学図書館でたまたま目について借りてみたのだけれども、偶然にも死ということや遺影ということについて考えていたことと結ばれる部分があった。「死をどうやって私たちの世界に取り戻すことができるか」「どうすれば死を生きることができるのか」という問いが展開されている。その問いに対して「映像によって」「カメラを持って」向かうのだがそれが絶対的な答えになっていない点が良かった。それ(イメージ/テクノロジー)も一つのアプローチということだろうか。「記憶」も「幻想」も「遊び」も、死に近づいてみるための手がかりとなるのだろう。

 


仏日合作作品 映画『ライオンは今夜死ぬ』予告編