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  映像研究

記録する、試してみる、練習する。

 
・日々色々なことがあるけれども、その色々なことを、その色々なことのいくつかを、可能な範囲で記録しておこうと思う。何となく、普通に記録しようとすると、気分のこと、あるいは気分の変化のことを記録してしまいそうなときに、そうはせずに、あったこと、したこと、行った場所、見たことを書く。読んだものについても少し書く。それは記録でありながら、何かの準備であり、何かの練習かもしれない。


・ズッキーニ、オクラ、コリアンダー、岡ひじき、の種をまいて、それが芽を出したり、葉を出したり、背を伸ばしたりする様子を見ている。楽しみにしている。成長を見ることも楽しみだし、食べるのも楽しみにしている。あるいはその種は「自家採種」に適当だとされている固定種(在来種)らしいのだから、実が実ったあかつきにはそこから種を採種しようとするかもしれない。そうして毎年種をまくことを続けてみたらどうか、想像する。想像しつつ試してみる。


・あるいは去年に熊本の友人から送ってもらった鷹の爪、その鷹の爪の中にある種を発芽させてみている。発芽させたものを育ててみる。芽も、根も出る。それが育ったらまたそこから唐辛子を収穫できるかもしれない。あるいはアボカドやマンゴーの巨大な種を水栽培してみるのはどうか。思いついたことを試してみる。思いついたことを試してみることを思い出す。だからこれはささやかな練習であるかもしれない。


・GW明けには前から挑戦したかった「味噌作り」も試みてみた。主に試みていたのは家の人で、自分はその様子をへえとかほおとか言いながら眺めつつ手伝う。圧力鍋が役に立って良かった。味噌は一年くらい寝かせると良い感じになるらしい。余った麹で少しだけ塩麹も作ってみた。久しぶりにピクルスも漬けてみた。そういえば「塩レモン」も見よう見まねで作ってみた。何かを作ってみようと思うこと。それが材料の準備と、仕込みと、熟成(時間と菌のはたらき)によって食べられるようになることの面白さを考える。


・他にはどんなことを試すことができるか。練習することができるか。